国民健康保険は、自営業の方などが加入する大切な制度ですが、京都市では厳しい財政運営や高齢化による医療費の増加に直面しています
これを受けて、来年度の保険料が平均で10%程度引き上げる案が発表されました
これは、平成20年度以降、最も大きな引き上げ幅になるとのことです
現在、京都市内には25万人以上の国民健康保険の加入者がいて、今回の引き上げにより、1人あたりの保険料は平均で9万8746円から10万8968円に戻ります
具体的には、例えば、年収155万円の世帯では保険料が年13万円余りから年14万円余りに増え、5.5%の引き上げになります
また、年収678万円の世帯では、年71万円余りから年73万円余りに増加し、3.4%の引き上げが予想されています
この引き上げは3年ぶりとなりますが、財政的には依然として厳しい状況が続いています
京都府からの納付金が毎年求められ、それをもとに市町村が保険料を決定
そのため、来年度の京都市の割り当ては約420億円となり、これは前年から20億円も増加しています
京都市はこれまで、基金の取り崩しや一般会計からの繰入れにより、保険料を抑えてきました
しかし、基金がほぼ枯渇してしまい、今後とも深刻な財源不足が懸念されているため、引き上げ案がまとめられました
市は2月に開かれる市議会に予算案を提出する予定で、これからの展開が気になりますね
国民健康保険とは、自営業者やフリーランスの方が加入する保険制度のことです。通常、会社員の場合は、勤務先が健康保険を用意してくれますが、自営業者は自ら加入する必要があります。これにより、病気やケガの際にも安心して医療を受けられる仕組みです。京都市内には、多くの自営業者が存在し、国民健康保険が支えとなっていますが、財政面での問題が後を絶たない状況です。
- 国民健康保険とは、自営業者やフリーランスの方が加入する医療保険のことです。
- 医療費とは、病気やケガの治療のために必要な費用を指します。
- 財政運営とは、国や市町村が予算を決定し、上手に管理することを意味します。
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