京都の夏を彩る祇園祭は、特に注目されているイベントです
7月24日には後祭(あとまつり)の「山鉾巡行(やまほこじゅんこう)」が行われ、豪華に飾られた山鉾が京都の都大路を進んでいます
祇園祭は、日本三大祭りの一つとして知られ、平安時代から続く由緒ある祭りです
もともとは疫病を退散させるために始まったとされています
お祭りの本番である後祭は、特に活気にあふれ、訪れる人たちを魅了しています
後祭の山鉾巡行は午前9時半にスタートし、「橋弁慶山(はしべんけいやま)」を先頭に、11基の山鉾が烏丸御池の交差点から出発しました
これらの山鉾が祇園囃子(ぎおんばやし)と共に進む様子は、楽しむ人々にとって格別な体験です
特に、交差点に来ると行われる「辻回し(つじまわし)」が見どころです
これは大きな車輪の下に竹を敷き、水をまきながら直角に方向転換する技術で、見物客たちから歓声と拍手が送られました
多くの江引き手(えひかて)たちが掛け声をかけながら山鉾の向きを変える姿は、伝統文化の力を感じさせます
ちなみに、京都府舞鶴市から来た20代の女性は「竹を敷いて方向を変えるのは初めて知りました
すごく迫力があって、伝統を感じられて良かったです
」と話していました
このような祇園祭の魅力が、地元京都を一層盛り上げているのです
祇園祭の「山鉾」は、祭りの中心的な存在として知られています。山鉾は、山を象徴するもので、立派な飾りや武具が取り付けられています。特に「辻回し」は、直角に曲がることで知られ、京都の伝統技術の粋を感じさせます。この作業は多くの人々の協力によって行われ、観客に感動を与えています。危険を伴うこともあるため、一体感が必要で、祭りに参加することで地元の人々との絆が深まる貴重な体験です。また、これを行うことで、地域の文化が次世代に受け継がれていくのです。
- お囃子とは、祭りやイベントで流れる音楽や囃子のことです。特に、祇園祭では独特の楽器を使って演奏され、祭りの雰囲気を盛り上げる重要な役割を担っています。
- 山鉾とは、祇園祭などの祭りで使われる巨大な飾り山のことです。美しい装飾が施され、様々な伝説や意味を持ちながら、祭りを盛り上げます。
- 辻回しとは、山鉾を交差点で直角に方向転換させる技術のことです。京都独特の伝統的な技法で、見物客を楽しませる重要な瞬間となります。
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