
宇治市の源氏物語ミュージアムでは、平安時代の貴族たちの生活を学べる面白い企画展が開催されています
この展示では、源氏物語をテーマにした大きなお屏風が並び、来場者はその中に入り、平安貴族の世界を体験することができます
一つの屏風には、光源氏が立派な牛車の中から外を見つめるシーンが描かれていて、まるで源氏の時代にタイムスリップしたかのようです
平安時代の貴族の女性たちは、顔を見せないために御簾(みす)や扇(おおぎ)で隠れていました
男性は女性の顔を見ることが少なく、例えば光源氏の息子、薫は心惹かれる姫君を垣間見て夢中になってしまうのです
このような文化は、時代背景からも興味深いですよね
また、平安貴族は12歳前後から大人として扱われ、女性は覇権の下に置かれるため、家族の男性にすら顔を見せることはありませんでした
この展示は、平安貴族の不思議な日常を垣間見られる貴重な機会です
展示は9月7日まで行われているので、ぜひ訪れて、この壮大な物語の世界に浸ってみてはいかがでしょうか
ピックアップ解説
牛車とは、平安時代に貴族が移動するために使った車の一種で、豪華な装飾が施されています。特に貴族たちは、この牛車に乗ることで、その地位を示しました。牛車には大勢の人が乗ることができるため、まさに移動する「豪邸」とも言えます。光源氏のような貴族がどのように移動していたのかを想像すると、平安時代の文化により深く触れられますね。
キーワード解説
- 平安時代は794年から1185年まで続いた日本の歴史の時代で、文学や文化が大いに栄えました。
- 源氏物語は平安時代に紫式部によって書かれた物語で、日本最古の小説の一つとされています。
- 貴族文化とは、平安時代の上流階級の人々によって築かれた、特異な生活様式や文化を指します。
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