元離宮二条城における歴史と文化の新たな発見
世界遺産・二条城では、1603年に徳川家康によって築かれたこの城の歴史や文化についての調査・研究が行われています
その成果を発信するため、研究紀要が発行されています
第4号では、二条城に設けられていた番所や、229年ぶりに上洛した14代徳川家茂の記録が紹介されています
主な内容について
かつての二条城の番所について
二条城の東大手門の近くには、現在も残る江戸時代の番所があります
かつて存在した番所の役割や位置について説明されています
殿下の立花の儀式
1864年、徳川家茂による催しで予定されていた立花の儀式は実施されず、幻に終わりました
その経緯が江戸城の事例とともに紹介されています
徳川家茂と二之丸御殿の使用
江戸時代における二之丸御殿の具体的な使われ方について、14代将軍・徳川家茂が上洛した際のエピソードが述べられています
貴重な絵図から二条城の利用方法を探る
江戸幕府直轄軍の二条在番は、江戸時代の大半にわたって二条城を拠点としていました
彼らの活動を示す貴重な絵図が取り上げられています
離宮としての二条城の変遷
二条城は、現代になり皇室の二条離宮として姿を変えていきました
その過程が詳細に説明されています
冊子の体裁と配架先
この紀要はA4判で、200頁の内容が白黒・一部カラーで構成されています
配架先として、国立国会図書館や京都府立図書館などが挙げられます
4月以降には元離宮二条城のホームページでも公開予定です
報道発表資料
発表日
令和7年4月1日
担当課
京都市文化市民局元離宮二条城事務所
(電話:075-841-0096)
報道発表用資料
- 報道発表用資料(PDF形式, 623.81KB)
研究紀要元離宮二条城第4号の発行
掲載確認日:2025年04月01日
次の記事: 松尾周辺で歴史を探るまちあるきツアー開催 »
新着記事