
京都府南丹市の園部町で、地域の森づくりについて学ぶ連続講座が開催されました
これは、気候や土地に適した苗木を作ることや、持続可能な森を育てるための大切な取り組みです
この講座は教育に力を入れているNPO法人「つむぎ」が企画しました
今回の講座に講師として参加したのは、自然配植技術協会の高田研一会長です
彼は、森をつくるためには「地域に自生する木を中心に、多様な木を組み合わせることが大切だ」と語っています
この言葉が示すように、ただ木を植えるだけではなく、地域に必要な「資源」を考えることが不可欠です
高田会長は、経済性だけを重視してスギやヒノキのような特定の木を大量に植えたところで、結果的に管理が難しくなり、放置されてしまうことがよくあると警鐘を鳴らしています
また、公共性や地域のニーズに合った植林が求められています
特に、自然災害のリスクを減らすためには、危険な場所を事前に把握し、重点を置いて手を打つ必要があります
第3回の講座は10月19日、第4回は11月2日に行われます
また、今月20日からはチェーンソーの安全な使い方を学ぶ4回連続講座も始まります
受講料は各回2500円
詳細は「つむぎ」の公式サイトでチェックしてみてください
「地域に自生する木」とは、その地域で元々育っている木のことを指します。この考え方は、森の生態系を守るためにとても重要です。なぜなら、地域に合った木を植えることで、地域の生物多様性を保てるからです。例えば、京都の山に自生している桜の木を植えることで、花見の名所としても愛されるようになります。地域に根付いた木が育つことで、自然の景観を楽しむこともでき、地域の文化や観光にもつながります。
- 地域資源とは、その地域に存在する自然や文化、産業のことを指します。これをうまく活用することで、地域の活性化や持続可能な発展が期待できます。
- 多様性とは、さまざまなものが共存する状態を表します。自然の中で多様性が保たれることで、生態系が安定し、環境が守られます。
- 公共性とは、公共の利益に資する性質です。地域にとって必要なものを考え、公平に利用できるようにすることが求められます。
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