星空を楽しむ京都府の丹波天文館とは

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

京都府の丹波天文館では、上西宏幸さんというスタッフが、子どもたちに楽しみながら天文学を教えています

上西さんは地球儀と月を模した野球ボールを使っています

太陽の光で月が満月や三日月になることを説明し、子どもたちが興味津々に目を輝かせています

丹波天文館は、府立丹波自然運動公園の中に位置し、天文の魅力を多くの人に知ってもらうために活動しています

上西さんは、身の周りの道具を使って楽しく教えることを心がけ、例えば、地球から月までの距離を示すために巻き尺を使って大きな動きを見せたりします

館の目玉は、50センチの大きな反射望遠鏡です

この望遠鏡を通して太陽や月を観察し、黒点やクレーターについての説明が行われます

特に流れ星の話題は子どもたちの興味を引きます

流星の音を再現したクリエイティブなアクティビティを通じて、宇宙へのワクワク感を伝えています

上西さんは以前に地域で塾を運営していましたが、2020年から天文館で働き始めました

特別な天文学の学びはありませんが、「何かを伝えたい」という熱意があり、宇宙の神秘を教えることにやりがいを感じています

夜が暗い京丹波町は星空観察に理想的なスポットです

特に秋には土星の輪が美しく見えるし、ペガスス座とアンドロメダ座の星で形成される「秋の四辺形」を楽しむこともできます

訪れる人の中には、天文館を知らない方も多いので、上西さんはぜひ一度遊びに来てほしいと呼びかけています

「来ていただければ、宇宙の奥深さをいろいろな方法で伝えられると思います

」天文館の入場は無料で、営業時間は午後1時半から4時まで

年末年始を除いて営業しており、夜は予約した方のみの開館です

気になる方は、0771-82-0300にお問い合わせください

ピックアップ解説

丹波天文館で使用される「流星電波観測」とは、流れ星が空を走るときに発生する電波を観測する活動のことです。流れ星が宇宙の物質を通過すると、空間中に電気的な柱が生じます。その結果、流れ星の軌跡に沿って発生する電波が聞こえるのです。上西さんの実演により、訪問者はこの不思議な「流星の音」を体験することができ、宇宙の神秘を感じることができます。これは多くの人々にとって、自然の魅力を感じる貴重な経験となるでしょう。

キーワード解説

  • 流星電波観測は、星が流れる際に発生する電波をキャッチするための観測手法です。この活動により、流れ星の存在を科学的に裏付けることが可能です。
  • 反射望遠鏡は、鏡を使って光を集め、遠くの天体を見ることができる望遠鏡です。一般的に、屈折望遠鏡よりも大きな口径を持つため、観察できるものが多いです。
  • 星座とは、夜空に輝く星を結びつけて形作る人間の想像上のパターンです。多くの文明で星座が作られてきたことによって、星や天体を区別するために重要な役割を果たしています。

次の記事:

10月4日(土)

開催イベント

10月4日(今週末)に京都で開催されるイベントの一覧

10月5日(日)

開催イベント

10月5日(今週末)に京都で開催されるイベントの一覧

来週

開催イベント

10月6日~10月12日(来週1週間)に京都で開催されるイベントの一覧

来々週

開催イベント

10月13日~10月19日(来々週1週間)に京都で開催されるイベントの一覧

新着記事

  • このエントリーをはてなブックマークに追加