最近、京都の学生たちが防災について新しい形で提案するイベントが大阪で開催されています
「OSAKA BOUSAI 2025」と名付けられた防災グッズ展は、同志社大学の学生を中心とした「OLEA」という団体が4年前から取り組んできたプロジェクトです
このイベントは防災の重要性を多くの人に理解してもらうことを目的としており、会場ではさまざまな防災グッズが販売されています
防災は皆が知っているけれど、実際には行動に移せないことが多いと、OLEAの代表である同志社大学3年の古本姫菜乃さんは言います
「防災グッズを贈り合うことで、もっと多くの人が気軽に防災に取り組んでもらえたら」と話しています
今回の展示会では、太陽光を使った充電式のランタンや、濡れても大丈夫なメモパッド、防災トイレなど、見た目もお洒落で大切な人に贈りたくなる商品がたくさん並んでいます
また、福井の眼鏡工房と共同開発したホイッスルアクセサリーも初めて登場しています
このホイッスルは、スマホなどに取り付けられるようにデザインされており、実際に学生たちが鯖江の眼鏡フレームのデザインを参考にしながら製作しました
「このストラップがあれば、普段使いもしやすい」とOLEAの福本雄大さんは語りました
防災を感じつつも後回しにしてしまう現状を変えたいと学生たちは活動しています
この防災グッズ展は、高島屋大阪店で今月18日まで開かれているので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか
防災という言葉の背景には、自然災害や事故から自分自身や家族を守るための準備が含まれています。最近の京都でも、地震や大雨による災害のニュースが多く報じられています。しかし、単に防災グッズを用意するだけではなく、それをどう使うかが大切です。道具を持つだけで安心せず、実際に使用方法を学び、友達や家族と当事者意識を共有することが、防災には欠かせません。OLEAの学生たちが様々なデザインの防災グッズを考える理由もここにあります。楽しいデザインであれば、もっと多くの人が興味を持ち、普段使いにも役立てることから、自然と防災意識が高まります。
- 防災とは、地震や台風などの自然災害から人々の命や財産を守るために行う様々な対策のことを指します。
- 防災グッズとは、災害時に必要となる物品や道具のことで、食料や水、懐中電灯などが含まれます。災害が起きた際に役立ちます。
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