南丹市で開催された水生生物調査活動とその魅力

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南丹市で開催された水生生物調査活動とその魅力

今年も京都府南丹市の園部町天引で、親子が参加する「水辺の生き物調査」が行われました

このイベントは、地域の生態系を知る良い機会であり、参加者たちは石組みの水路を探検しました

生き物たちの豊かさを再発見

特に注目すべきは、調査で見つかった約20種類の生き物たちです

カワムツや、府のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されているマツカサガイなども発見されました

これは、南丹市の水辺が豊かな生態系を支えていることを示しています

子どもたちの嬉しい発見

参加者の中には、小さな子どもたちも含まれており、楽しく探検をしていました

4歳の児童がトノサマガエルを手に乗せた瞬間、カエルがぴょんと跳ねたことを喜び、自然の魅力を感じていました

このような体験は、子どもたちにとって生き物や自然との関わりを深める素晴らしい機会です

地域活動の大切さ

今回の調査は「天引農地と水保全活動組織」が主催し、11年目を迎えました

参加者の皆さんは、底にたまった泥をかき回しながら、生き物をすくいました

地域の方々が石垣の修繕などを続けているため、10年経っても生き物に大きな変化はないと、指導したNPO法人「亀岡人と自然のネットワーク」の仲田理事(69)も語りました

未来への願い

仲田理事は「この活動を続けていくことで、いつまでもこの美しい水辺を守っていきたい」と強い意気込みを示しました

このような地道な取り組みがあってこそ、京都の自然を守ることができるのだと感じました

ピックアップ解説

トノサマガエルは、日本に広く分布するカエルの一種です。特に、日本の田んぼや水辺でよく見かけるため、農村のシンボルとも言えます。その名前の由来は、ハッキリとした特徴的な色合いを持ち、太ももが大きくて、体長が約10〜15センチと比較的大きめであることから来ています。トノサマガエルを見かけると、自然の動きに気づけるサインとなり、農作物を育てる上でも役立つ存在です。

キーワード解説

  • レッドデータブックとは、絶滅の危険にさらされている動植物の情報をまとめた冊子です。
  • 生態系とは、動植物や微生物が相互に影響を与えながら生活している環境のことです。
  • 水保全活動とは、水辺の環境を守るための取り組みで、汚染を防いだり、生態系を育てたりすることを目的としています。

8月30日(土)

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