京都府京丹波町で地域医療の大切な役割を担っている国保京丹波町病院の院長、垣田秀治氏が、最近町役場で講演を行いました
この講演では、町の人口減少が進む中でこの病院が果たすべき役割について、深く考えさせられる内容が話されました
垣田院長は、前身である瑞穂病院から36年以上、 地域医療に尽力している医師です
そのため、町民にとって彼の言葉はとても重みがあります
講演の中で垣田院長は、「大学で学んだ医療の知識を地域に還元したい」との思いを語り、 若手医師の育成にも力を注いでいることを強調しました
また、彼は「京丹波病院は、かかりつけ医の立場で地域の人々の健康を支える存在です」と説明し、住民が快適に生活できるためには医療だけでなく、労働環境や住環境の改善も必要だと訴えました
今後の10年間、京丹波町でも人口が減少しますが、在宅医療や介護を受ける患者さんのニーズは依然高いと予想しています
急性期の医療のニーズが変化するため、病院の医師たちは常に新しいそういったニーズに適応していくことが求められるでしょう
特に、少ない医師で町の医療を提供するためには、総合医としての幅広い診察能力が必要です
これからの医療体制を支えていくのは、一人一人の医師の責任です
講演会は、京丹波町が町合併から20年を迎える記念事業として、約80名の参加者を迎えた中で開催されました
地域の皆さんが医療について考える良い機会でした
「地域医療」とは、私たちの住む地域で行われる医療活動のことです。一般的に病院だけでなく、かかりつけ医や訪問看護、介護施設なども含まれます。特に、京都のような歴史ある町では、地域の人々同士が助け合いながら、医療や健康を維持していくことが大変重要です。人口減少が進む中で、地域医療のさらなる重要性が増しています。皆さんも、近所の医療機関と連携して健康を大切にしましょう。
- 地域医療とは、特定の地域に住む人々の健康を守るために行われる医療活動のことです。スモールステップで地域に密着した医療を提供します。
- かかりつけ医とは、自分の健康管理をお願いする主治医のことです。普段からお世話になる医師として、健康相談や症状の診断などを行います。
- 在宅医療とは、病院ではなく自宅で医療を受けることを指します。訪問医療やリハビリテーションなどが含まれ、患者の生活を支えます。
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