
京都市下京区で、伝統工芸と共に地域の復興を考えるユニークなイベントが開催されました
この催しは、昨年から健康食品を扱うわかさ生活が主催しており、細かい手作業が特徴の伝統工芸に触れながら、能登半島地震の被災地について考えることを目的としています
イベントには、象嵌(ぞうがん)や 七宝(しっぽう)などさまざまな工芸ブースが出展されました
特にあたらしい取り組みとして、加賀友禅の作家、一川忍さんが紹介され、染色排水の無害化を目指して植物由来の天然染料を使った新たな試みについてお話ししました
また、平美由記さんという農園経営者は、ブルーベリーの加工時に出る灰汁を染料として利用するアイデアを思いついたと語り、「ブルーベリーの染料でパリコレを目指したい」と小さな夢を語りました
25日には、ブルーベリー染めの体験も行われ、参加者はその気品あふれる爽やかな紫色に魅了されていました
ブルーベリー染めは、ブルーベリーの果実から得られる色素を利用した染色方法です。この染料は、食材から得るため環境に優しいとされ、地元の農家とコラボレーションすることによって、地域活性化にも寄与しています。京都でも、この技術を使ったファッションや雑貨が注目されています。特に近年では、持続可能なファッションがトレンドになっているため、ブルーベリー染めは新しい可能性を持った技術として注目されています。
- 植物由来とは、植物から取得した成分や素材のことを指します。
- 伝統工芸とは、地域に根付いた手仕事の技術をもとに作られる工芸品のことです。
- 無害化技術とは、環境や人に害を及ぼさないようにするための技術や方法を指します。
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