
京都市下京区にある真宗大谷派の本山・東本願寺が運営する「大谷専修学院」では、教職員の異動に関して、教職員の5人が京都地裁に提訴する事態が発生しました
この5人は、30代から40代の男女で、他部門への異動を命じられたことが無効であると主張しています
教職員の異動については、就業規則に明記されていないため、配転命令は無効だと考えているのです
昨年8月に、指導主事(40歳)を含む2人の男性教職員が異動を命じられ、さらに今年4月以降には別の3人の教職員も他部門に異動しています
原告側は、これらの異動が業務上の必要性が高いわけではないとし、京都地裁は3月に、異動は無効であるとの決定を下しました
この結果、異動が留保された状況にあるものの、宗派からは自宅待機を命じられているということです
真宗大谷派は今後、提訴された内容についての詳細は把握できておらず、現段階でのコメントは難しいとしています
ピックアップ解説
大谷専修学院は、真宗大谷派の僧侶を養成する重要な機関です。ここでは、真宗(しんしゅう)という浄土真宗の教えをもとに、僧侶になるための教育が行われています。京都における重要な仏教の拠点でもあるため、宗教的にも地域的にも大きな役割を果たしています。より多くの人が、このような精神文化を理解し、継承することが求められています。
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