最近、京都市で文化庁の検討会が開かれ、奈良県にあるキトラ古墳の国宝の壁画に関する重要な情報が発表されました
この壁画には、お守りの神様である「青龍」が描かれていますが、長い間泥に覆われてほとんど見えませんでした
しかし、文化庁が最新技術を駆使して、この青龍の姿を明らかにしました
今回の成果は、赤外線カメラを使って撮影したもので、解析の結果、青龍の頭や前足、さらに細長い胴体や背中のうろこがはっきりと確認できました
ただし、尾の先端や後ろ足の一部などはまだ不明な部分もあります
それでも、文化庁は「青龍の全体像がとらえられた」と報告しています
文化庁の検討会では、座長である立命館大学の和田清吾名誉教授が「先端技術によって青龍の全体像が見えるようになったことは、古代の姿を再現し、多くの人々に見てもらうために大きな意味がある」と語りました
大陸にある壁画と比較するためにも、青龍の正確な復元は非常に重要です
今後、文化庁は撮影方法を変えて、泥で隠れている部分をさらに調査し、実物の展示の際には今回の成果を反映させた写真を展示する予定です
私たち京都に住む者として、このような文化財の復元に関わるニュースはとても嬉しいことです
ぜひ、皆さんもこの青龍の全体像を見られる日を楽しみにしていてください
「青龍」とは、中国の伝承で重要な神様の一つで、春の守り神とも考えられています。青龍は四方の守り神の中でも特に東方を守る存在とされ、その姿は力強さと美しさを兼ね備えています。キトラ古墳の壁画で描かれている青龍は特に貴重で、長い年月を経て泥に隠れがちでしたが、今回の調査で多くの部分が確認できたことは、歴史を学ぶ上でも非常に興味深い話です。私たち京都人にとって、このような文化財は誇りであり、青龍の存在を知ることで古代の京都の魅力を感じることができます。
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