京都の伝統、得度式で9歳の子どもが僧侶に

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京都の伝統、得度式で9歳の子どもが僧侶に

近年、京都の伝統文化が注目されている中、9歳の子どもたちが僧侶としての第一歩を踏み出す大切な儀式、「得度式(とくどしき)」が、京都市下京区にある浄土真宗の東本願寺で行われました

この儀式は、子どもたちにとって、誇り高い瞬間であり、未来の僧侶としての責任を自覚するきっかけとなるものです

この「得度式」は、親鸞が得度した年齢に合わせて9歳からでも僧侶になれるという特性を持つ真宗大谷派で行われ、全国から集まった96人の参加者の中には、4人の9歳の男女も含まれていました

そんな子どもたちは、白い装束に身を包み、緊張しながらも真剣な面持ちで国の重要文化財に指定されている御影堂(ごえいどう)に入場しました

式の中では、参加者は「剃刀の儀(ていとうのぎ)」に臨み、頭にカミソリの刃を当ててもらうという厳かな儀式を体験します

これにより、彼らは自らの心身を清め、僧侶としての道を歩む覚悟を決めるのです

この儀式を終えた後、彼らは「墨袈裟(すみげさ)」と呼ばれる黒い衣装を身にまとい、真剣な表情で親鸞の教えを唱え、僧侶としての第一歩を力強く踏み出しました

この得度式は、8月7日にも予定されており、京都の伝統文化の継承と発展を示す重要な行事として、多くの注目を集めています

京都は、こうした伝統が根付いている土地柄であり、未来の僧侶たちが育っていく様子を見ることができることは、私たちにとっても励みになります

ピックアップ解説

得度式とは、浄土真宗の僧侶になるために必要な儀式です。この儀式は、信仰を持つ者たちにとってとても重要なもので、頭を剃ることで物理的に心が清められると言われています。特に9歳という早い年齢から行われることが特徴で、未来の僧侶たちがこの瞬間から新たな道を歩むことを意味します。京都の歴史と文化を受け継ぐ上で、このような儀式はとても大切です。

キーワード解説

  • 得度式は浄土真宗の僧侶になるための儀式で、特に9歳から参加できるのが特徴です。若い世代が伝統に触れ、未来の僧侶としての覚悟を決める瞬間です。
  • 墨袈裟とは、僧侶が身にまとう黒色の衣装で、得度式を終えた印象として着るものです。この衣装は、僧侶としての誇りと責任を象徴しています。
  • 剃刀の儀は、僧侶になるための重要な儀式で、頭を剃ることで清めの象徴とされます。これには心身を新たにする意味があります。

8月9日(土)

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