
今、福知山市では、ウクライナ戦争の悲惨さを知るための特別な展示会が開かれています
展示会の名前は「発行されなかった卒業証書展」
この展示は、ロシアによる侵攻で命を失ったウクライナの大学生たちの人生を追体験できるものです
ウクライナから日本に避難した学生たちが、世界中でこの展示を行っており、福知山市では戦後80周年を迎えることを記念して開かれました
この展示会は、戦争の悲惨さや平和の大切さについて考えさせる場となっています
会場は福知山市立図書館中央館で、展示にはロシアの侵攻で命を落とした学生40人の趣味や夢が記された「卒業証書」の用紙が並べられています
各学生の写真と一緒に展示されていて、その想いを身近に感じることができます
例えば、20歳の女性の夢は「学習センターを開いて、婚約者と海を見ること」
また、別の20歳の女性は、ロシアの砲撃によって家族を全員失ったため、彼女のストーリーは誰も語ることができない状況だと記されています
福知山市の人権推進室の河波大翼さんは、「特に若い世代には、同世代が戦争によって命を落としている現実を知り、戦争の悲惨さを感じてほしい」と訴えています
この展示会は来月の5月25日まで開催されているので、多くの人に足を運んでいただきたいですね
「卒業証書」とは、学校を卒業するときに与えられる公式な書類です。通常は、学校での学びを証明し、次のステップへ進むための大切なものです。しかし、今回の展示では、ウクライナの学生たちがロシアの軍事侵攻によって命を落としてしまったため、彼らの卒業証書が発行されることはありませんでした。このことがどれほど悲しい現実なのか、私たちに考えさせます。私たち一人一人が、これらの学生の夢や希望を忘れないことが和平のために重要だと思います。
- 人権とは、すべての人が持つ基本的な権利のことです。自由に生きる権利や、差別を受けない権利などが含まれています。
- 戦争とは、国家や集団が武力を使って争うことです。多くの人々が犠牲になり、平和が脅かされる非常に悲しい出来事です。
- 展示会とは、特定のテーマに基づいてさまざまな物や情報を多くの人に見てもらうためのイベントです。アート、歴史、文化など幅広い内容があります。
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