京都府大山崎町にある酒解(さかとけ)神社では、来月4日に行われる神幸祭で、6年ぶりに子どものみこし巡行が復活します
この復活は、地元の子どもたちに京都の伝統行事を大切に思ってもらいたいという願いが込められています
行事に参加することで、彼らが将来の祭りの担い手になってくれることを期待して、今、しっかりと準備を進めています
酒解神社は、2年ごとにみこし巡行を行っているのですが、今年は「居祭り」として神事のみを行う年になります
この居祭りは、みこしを巡行せずに神様に感謝をするための行事です
実は、子どもみこしは2019年に初めて行われ、その時は御旅所の大山崎区民会館から離宮八幡宮までの約3キロのルートを巡回しました
その結果、町がとても賑やかになり、参加した子どもたちも楽しい思い出を作ったのです
しかし、その後は新型コロナウイルスの影響で中止となり、以降の開催はできませんでした
一方で、祭りの運営に関わる人々は年々減少しているため、継続が難しくなっています
子どもたちが祭りを体験し、次の世代に伝えられるようにするために、みこしの復活を決定しました
大山崎敬神会の代表、江口順一さんは、今月6日に行われた役員会で、祭りの準備進行状況を確認しました
江口さんは「このままだと約800年の歴史がある行事が途絶えてしまうのではないか」と懸念を示しました
それでも「やめるのは簡単だけれど、続けたい」と強い思いを語り、「子どもたちには、小さい頃から祭りに触れて、大人になった時にあの時の思い出を大切にしてほしい」と願っています
子どもみこしの巡行は、午前10時から正午まで行われ、参加対象は3歳から小学6年生です
参加希望者は事前に申し込みが必要ですので、興味のある方はぜひこの機会に伝統を体験してみてください
子どもみこしとは、小さな子どもたちが担ぐみこしのことで、地域の伝統行事の一環です。お祭りの中で、子どもたちは地域の歴史や習慣を学び、貴重な経験をします。また、地域の方々とのふれあいを通じて、絆も深まります。実際、昔からこうした行事を通じて、子どもたちは大人になった後も地域に愛着を持ち続けることが多いです。
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