最近、京都府大山崎町の大山崎小学校で、大変面白い授業が始まりました
それは、エゴマの栽培を通じてこの町の歴史を学ぶというものです
4年生の約90人が参加し、地元の住民から「灯明油」として有名なエゴマ油について教えてもらいました
エゴマとは、油の原料となる植物で、昔から日本では「エゴマ油」を使ってきたんですよ
この授業は、地元の「大山崎えごまクラブ」というグループが協力して行っています
このクラブは、2013年から活動を始めていて、地域の特産品であるエゴマの魅力を子供たちに伝えようと頑張っています
授業の初回にあたる9日には、クラブの林亨さん(69歳)が児童たちに大山崎町がエゴマ油の生産地として栄えた背景を詳しく解説しました
その後、児童たちは実際にエゴマの種をポットに植えました
杉藤義光会長(84歳)が「芽が出るのを楽しみにして、しっかりと水をあげてください」と話すと、子どもたちは元気よく「はーい」と返事をしていました
これはとても楽しい体験で、子供たちもワクワクしている様子でした
今後は、育った苗を学校近くの畑に植え替え、秋には刈り取りを予定しています
また、地元の離宮八幡宮に伝わる古文書をもとに、実物の半分のサイズで作った「長木式搾油機」を使っての油搾り体験も計画されています
このように、エゴマについて学ぶだけでなく、実際に栽培や搾油も体験することで、歴史を身近に感じることができますね
特筆すべきは、地元の「大山崎えごまクラブ」が近年の猛暑対策として、今年の授業日程を例年よりも3週間早めたことです
また、畑の土壌改良も行っており、より良い環境でエゴマを育てるために努力しています
授業を受けた子どもたち、男子児童(9歳)は「昔からエゴマ油を作っていてすごいと思った
どんな油がとれるか楽しみ」、女子児童(9歳)は「元気に育つよう大切に育てたい」とインタビューに答えていました
まさに地域の特産品を守り、次世代に伝える素晴らしい取り組みです
エゴマは、古くから日本で育てられてきた植物で、特にエゴマ油が有名です。この油は、抗酸化物質が豊富で、健康に良いとされています。また、エゴマは栄養価が高く、オメガ3脂肪酸を多く含んでいるため、体にとても良い影響を与える食品です。最近では、健康志向の高まりから、エゴマを使った食品が増えてきています。
- エゴマは植物で、オイルの原料になります。食用としてのエゴマ油は、健康に良い成分が多く含まれ、心臓病や脳の健康に役立つと言われています。
- 灯明油は、古くから日本で使われてきた油で、主に仏教の行事や祭りでの灯明に使用されました。エゴマから作られる灯明油は、風味が良く、重宝されました。
- 土壌改良は、農作物が育ちやすい土にするための方法です。肥料を加えたり、土を耕したりすることで、作物の成長を助けます。
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