
こんにちは、皆さん!今回は京都から少し離れた木津川市で、「発掘された日本列島」という特別な巡回展が行われています
これは、全国各地で行われた発掘調査の成果をまとめたもので、歴史が好きな京都人にとっては見逃せないイベントです!
この展覧会では、全国10か所の遺跡で見つかった出土品、なんと500点以上が展示されています
中でも、熊本県の古墳時代の遺跡から発見された家形埴輪は特に面白いです
これは、当時の権力者が住んでいた家を表現しているとされ、家の壁面には魔よけのための円形模様が施されています
その形状から、当時の人々がどれだけ家を大切にしていたのかがわかりますね!
さらに、新潟市からは奈良時代後半から平安時代初頭にかけての遺跡から出土した「横型環状瓶」も展示されています
この須恵器は、なんと三本の足が特徴的なユニークな形をしており、見た目でも楽しませてくれます
もちろん、地元ゆかりの遺跡の出土品もあります
木津川市の「神雄寺跡」からは、国の重要文化財にも指定されている木簡が発見されており、この巡回展でも見ることができます
府立山城郷土資料館の岡田健吾 学芸員は「この展示は全国の遺跡から厳選された出土品が集められており、非常に貴重な体験になる」とおっしゃっていました
歴史の好きな方にはもちろん、家族で楽しめる内容になっていますので、ぜひ一度訪れてみてください!
この特別展は10月5日まで開催されていますので、お見逃しなく!
熊本県にある古墳代の文化はとても興味深いです。古墳は、当時の権力者を霊的に表すために建造されました。特に古墳時代に作られた家形埴輪は、権力者やその家族の生活を象徴しており、今でもその形状を読むことで当時の暮らしに思いを馳せることができます。形が家のモデルを反映しているため、平面図のようにも見ることができるんですよ。
- 出土品とは、考古学的な発掘作業によって地中から見つかった物品のことを指します。これにより、古代の人々の生活や文化を知る手がかりとなります。
- 須恵器とは、古代日本において土を焼いて作られた陶器の一種です。特に、早良式と呼ばれる様式が有名で、料理や日常生活で広く使用されました。
- 木簡とは、古代日本で使われていた木の板に文字を書いたもので、主に文書や記録を取るために使われました。現在では重要文化財として保護されています。
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