京都の夏を彩る祇園祭が16日、前祭の「宵山」を迎えて、京都市の中心部はたくさんの人でにぎわっています
近づく山鉾巡行(やまほこじゅんこう)を楽しみに、観光客や地元の人々が楽しむ姿が見られました
宵山とは、祇園祭の前夜に盛り上がる祭りの準備をする日を指します
この日は特に人々が集まり、それぞれの山や鉾が路上に立ち、大きく色とりどりの装飾が施されているのが魅力です
今回も、山や鉾は合計で23基も建てられ、豪華な飾りを間近に見ることができます
また、山鉾の近くには、厄を祓う「ちまき」や、祭りに欠かせない手ぬぐいを販売するテントが設置され、たくさんの人が、その様子を楽しみながら授与を求めて並んでいます
16日の京都市内は、午後に時折雨が降るあいにくの天気でした
それでも、訪れた人々は祇園囃子の音色に包まれ、記念撮影をしたり、鉾に乗ったりして、伝統の祭りを心ゆくまで楽しんでいました
ある兵庫県から来た60代の女性は、「祇園祭は格調高くて、優雅な感じがします
毎年来ているので、この時期になると気分が上がってくるので、今日は楽しみたいと思います」と嬉しそうに語っていました
さらに、別の兵庫県から友人と訪れていた20代の女性は、「祇園祭は日本を代表するお祭りなので気合を入れて来ました
このあとは屋台を楽しみたいです」と期待に満ちた表情で話していました
なお、京都市中心部の四条通や烏丸通など多くの通りは、午後6時から午後11時まで歩行者天国となり、賑やかな雰囲気をさらに盛り上げています
祇園囃子とは、祇園祭で演奏される伝統的な音楽のことです。太鼓や笛などの楽器が使われ、祭りの雰囲気を盛り上げる大切な役割を果たしています。特に、囃子の音色はお祭りの際に子供たちも楽しみにしています。私も小さい頃は、囃子の音を聞くと祭りのワクワク感が高まりました。
- ちまきとは、祇園祭などの祭りで厄を祓うために配られる竹の葉で包まれたお米の形をした料理です。
- 手ぬぐいとは、祭りや日常生活で使われる平らな布のことです。柄やデザインが豊富で、お土産としても人気があります。
- 山鉾とは、祇園祭で屋台のように見える飾りつけをした大型の台車のことです。各地域ごとに独特のデザインが施されています。
前の記事: « 京都市、財政問題を正しく理解しよう
次の記事: 京都府の逮捕者が関与する不正投資事件 »
新着記事