
5月25日、京都府の長岡京市にある市中央生涯学習センターで、高齢者施設の利用者が主役のファッションショーが開催されました
このイベントでは、たくさんの方々が集まり、80代や90代の利用者たちがそれぞれのおしゃれを見せながら、元気にランウエーを歩きました
この姿に、来場者からは盛大な拍手が贈られました
主催は「リヴライフコア」というデイサービスや小規模多機能型居宅介護の施設を運営する団体です
彼らは、福祉現場に対する厳しいイメージを和らげ、利用者や職員の生き生きとした姿をお届けしたいと考えており、今回のイベントを企画しました
華やかな装いと人生の思い出
ファッションショーには、14人の利用者が参加しました
女性の方々は、まるで英国貴婦人のようなエレガントなドレスや着物を身にまとい、男性は白いタキシードや紋付きはかまを着用しました
それぞれが、一生懸命に髪型やメイクを整え、自分の好きな楽曲に合わせて、赤じゅうたんの上を歩く姿は、まさに俳優のようでした
思い出を語る
参加者は、登場する際に「ハネムーンは伊豆」「初恋は中学」「(亡くなった夫に)会えるならもう一度会いたい」といった自分の思い出を司会者に紹介されました
家族から花束を受け取る場面もあり、退場時には「緊張したが楽しかった」と笑顔で記念写真に納まる利用者たちの姿がとても印象的でした
盛りだくさんのイベント
今回のイベントは、昨年に続いて2回目の開催です
介護職員の上野直輝さん(28)は、「昨年も参加者が『出てよかった』と言ってくださったり、普段は見られない表情を見せてもらえることが、私たち職員にとっても刺激になります」と感想を語りました
また、会場では福祉ネイルアートの体験会や、長岡中美術部員によるポスターの展示、セミナーや地元の吹奏楽団による演奏も行われ、とても賑やかな一日となりました
長岡京市には、数多くの歴史的なスポットがあります。特に「長岡天満宮」は有名です。これは、学問の神様である菅原道真公を祀っている神社で、多くの受験生に親しまれています。また、ここでは毎年梅の花が美しく咲き、多くの観光客が訪れます。地域の人たちも、この神社の存在を誇りに思っていることでしょう。長岡京市は、歴史や文化が溢れる素晴らしい場所です。
- 福祉とは、生活が困難な人々を支援して、豊かで安心な生活を提供する取り組みのことです。
- デイサービスとは、高齢者に日中だけサービスを提供する施設です。利用者は、食事や入浴、レクリエーションなどを用意されます。
- 多機能型居宅介護とは、訪問介護、デイサービスなど複数の機能を組み合わせて提供する介護サービスのことです。
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