
京の美しい自然環境を守るための大切な作業が、京都御所で行われました
御所透かしという特別な技法が使われ、約600本ものマツの手入れが行われる様子が報道陣に公開されました
「御所透かし」とは?
京都御所には、クロマツやアカマツなどが植えられていて、その美しさを保つためには定期的な手入れが欠かせません
今回は「皇后御常御殿」の西側庭園において、宮内庁の職員が3人で新芽の摘み取り作業を行いました
新芽を整える作業
この作業では、約10センチから20センチほどに伸びた新芽を手で摘み取ります
摘み取る長さは、およそ3センチに整えられます
上の部分を軽く、下の部分をやや濃くすることで、全体的に落ち着いた柔らかい姿に仕立て上げていきます
作業の重要性
この手入れによって、マツは健康的に育ち、美しい形状を保つことができます
宮内庁京都事務所によると、作業は来月の13日まで続く予定です
このような伝統的な技法を守ることで、私たち京都の自然もずっと美しく保たれていくことでしょう
ピックアップ解説
御所透かしとは、日本の伝統的な松の手入れ技法の一つです。この技法は、松の樹木が持つ特性や年齢に応じて、新芽を整え、美しい形を作るために使われます。京都では特に皇室の庭園などで見られ、木々を健康に保つために重要な役割を果たしています。手間がかかる作業ですが、その結果として生まれる美しさは、多くの人々に愛されています。
キーワード解説
- 御所は、京都にある天皇の住居跡で、歴史的な価値が高い文化財です。
- 剪定とは、植物の成長を促し、美しさを保つために枝や葉を切り取る作業のことです。
- 新芽は木が春に新しく出す葉や枝のことを指し、成長の象徴とされています。
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