京都府立医科大学が開発した新薬とその期待

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 京都からのニュースです!京都府立医科大学を中心とした研究チームが、中東呼吸器症候群(MERS)のウイルス感染を防ぐ画期的な薬剤を開発しました

MERSとは、致死率が約30〜40%に上る、非常に危険な病気です

この研究で開発された薬剤は、変異したウイルスにも効果が期待でき、私たちの健康を守る新しい手段となるかもしれません

 この研究の成果は、アメリカの科学誌にも発表され、多くの医療関係者が注目しています

研究チームは、新型コロナウイルス感染症治療薬の開発で使った手法を応用して、ヒトの細胞に感染するのを妨げる薬を作りました

この薬は、マウスを使った実験では、ウイルス感染を予防したり、感染後に投与することでウイルスの増殖スピードを抑えたりする効果が確認されています

 さらに、コロナウイルスの変異によって治療薬が効きにくくなるという特性に対しても、今回の研究では変異ウイルスに対する発症予防や症状の改善が見込まれています

研究チームの星野温さんは「将来、新たな感染症が発生する可能性も考えられるので、その防止に活用できることを目指しています」と述べています

 私たち京都から、世界をより良くする・・・その一歩がここにあるのです

京都府立医科大学の研究者たちが作ったこの薬が、多くの人の命を守る手助けになることを願っています

ピックアップ解説

MERS(中東呼吸器症候群)とは、サウジアラビアなどで初めて発見されたウイルス性感染症です。人から人へ感染することもあり、持病がある人などに重症化しやすいです。MERSの致死率は30〜40%もあり、非常に危険です。近年、新型コロナウイルスが流行している中で、MERSの対策も重要視されるようになりました。そんな中、京都府立医科大学が開発した薬剤は、MERSへの予防や治療に役立つかもしれません。変異したウイルスにも効果があることが期待されており、今後の研究が楽しみです。

キーワード解説

  • MERSとは、中東呼吸器症候群の略で、重症の場合は呼吸苦や肺炎を引き起こします。感染者が出た地域では注意が必要です。
  • ウイルスとは、細胞に侵入して増殖する微生物の一種です。細菌とは異なり、細胞に依存して生きるため、感染症を引き起こすものが多いです。
  • 研究とは、新しい知識や技術を探求する活動のことです。大学や企業が行うことが多く、私たちの生活を豊かにするための大切な作業です。

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