京都・西川家住宅でオーストリア工芸品展が開催

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京都・西川家住宅でオーストリア工芸品展が開催

京都市には、歴史的な価値があり国の登録有形文化財として知られる「西川家住宅」があります

ここで、大阪・関西万博のオーストリアパビリオンに出展される工芸品の魅力を紹介する展示が行われました



この催しは、オーストリアの団体「マイスターストラーセ」が企画したもので、古き良き日本の文化とオーストリアの伝統工芸が融合する素晴らしい機会です

西川家住宅は昭和初期に建てられた美しい建物で、その文化財としての価値はとても高いです

会場では、オーストリアの工芸職人たちが作り上げた作品が約100点展示されています



特に注目すべきは、ウィーンで6世代続くガラス職人が手がけたシャンデリアです

このシャンデリアは、職人が一つ一つ手作業でガラスを加工しており、光の当たり方によってさまざまな色合いを見せます



また、ザルツブルクの木工職人が制作した机は、日本の伝統技術「焼杉」を取り入れており、炭化処理によって耐久性が向上しています

これにより、黒くて重厚な雰囲気を持つ作品になっています



これらの工芸品は、2025年4月26日から大阪・関西万博のオーストリアパビリオンに出展される予定です

この催しを通じて、オーストリアと日本の職人たちが互いの技術を学び合い、関係をより強化していくことを目指しています

ニコラ・ラート代表は「お互いの文化を尊重し合いながら、新しい作品を生み出したい」と意欲を示しています

ピックアップ解説

「焼杉」とは、特に日本の伝統的な木材加工技術の一つです。表面を炭化させることで、高い耐久性を持たせる技法で、主に杉などの柔らかい木材に用いられます。これにより、木材の表面が黒くなり、自然な風合いが引き立ちます。また、見た目だけでなく、虫害にも強くなるため、長持ちする木材として人気があります。ペットを連れて訪れる人が多い京都の古民家カフェでも、この焼杉を使用した家具が見られ、温かみのある雰囲気を作り出しています。

キーワード解説

  • 焼杉とは、木材の表面を焼いて炭化させ、耐久性を高める技術です。
  • 工芸品とは、手作業で作られる伝統的な作品のことを指し、美術的価値も持ちます。
  • 文化財とは、歴史的・文化的価値が認められ、保護されるべき物品や建物のことです。

4月26日(土)

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