
今回、京都府福知山市の庵我小学校の児童たちが素敵な取り組みを行いました
能登半島地震の被災地に対して、募金活動を通じて支援をしようと決め、その一環でヒョウタンを使ったランプシェードを作成したのです
この活動は地域の人々の温かいサポートがあったからこそ実現しました
庵我小学校の4年生、11人の児童たちは、昨年の5月に自分たちでヒョウタンの種をまきました
地域の住民からのサポートを受けて育てたヒョウタンは、10月に113個も収穫できました
このヒョウタンを使って、能登半島地震の被災者に寄付したお金の返礼品を作ることに決めたのです
児童たちは、ヒョウタンの下部を約10センチほど切り取り、自然乾燥させました
その後、千枚通しを使って模様を作り、ラッカーを塗ることで素敵なランプシェードに仕上げました
これらのランプシェードは、庵我地区まちづくり協議会を通じて募金した住民や、参観日に協力してくれた保護者に渡されました
最終的に、児童たちが集めた募金は合計で2万7161円となり、これを市役所に届けました
児童たちは「能登に私たちの気持ちを届けたいと思い、ヒョウタンランプをたくさん作りました
被害に遭った人の食料や水に役立ててください」と語り、市福祉保健部の柴田みどり部長に目録を手渡しました
この募金は、市が日本赤十字社を通じて被災地に届けることになっています
ヒョウタンは、実は日本の伝統的な植物で、昔は水を入れる容器として使われていました。ヒョウタンの皮が薄く、乾燥させると軽くて扱いやすくなることから、様々な工芸品に活用されています。特に京都のような歴史ある街では、こうした伝統的な取り組みが今でも大切にされています。子どもたちが持つヒョウタンランプは、単なる手作りの品ではなく、温かい気持ちを込めた作品なのです。
- ヒョウタンとは、ウリ科の植物で、食用にもなりますが、皮が薄く乾燥させることで軽くて丈夫な器ができます。
- 募金とは、特定の目的のためにお金を集めることを指します。多くの人々が少しずつお金を出し合い、大きな支援につながります。
- 地域支援とは、地域に住む人々が、協力して困っている人や場所を助ける活動のことをいいます。このような活動は、地域の絆を深めることにもつながります。
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