
最近、京都府北部が厳しい暑さに見舞われており、その影響で水不足が深刻な問題となっています
この夏、降雨量が平年の1割程度にとどまったため、田んぼやため池の水が不足し、農作物に深刻な被害が出ています
私たちの大切な京都の風景が脅かされているのは、とても心配なことです
福知山市にある豊富用水池は、この地域で最大の貯水量を持っていますが、現在は水位が大幅に低下し、農家が必要とする水を十分に供給することができなくなっています
農家の芦田廣さんは、「この地域では約600人がこの水を使ってコメを育てていますが、近くの川から水を汲み上げる対応が追いついていません
一部の田んぼでは収穫をあきらめる農家も出始めています」と話しています
また、厳しい暑さは京野菜にも悪影響を及ぼしており、綾部市の赤堀圭司さんの畑では、万願寺とうがらしの生育が困難になっています
農業用の用水路から水が取れず、毎日川からポンプで水を運ぶ作業が続いています
その結果、収穫量も1割から2割減少する見込みです
「この状況が続くと生産者にはとても大きな負担となりますが、皆さんが私たちの農作物を応援して食べてくれると嬉しいです」と赤堀さんは語ります
今、私たちに必要なのは、適切な雨が降ること
おいしい京都のお米や京野菜を守るためにも、何とかこの夏を乗り越えたいものです
万願寺とうがらしとは、京野菜の一つで、甘みと旨味が感じられる特徴があります。このとうがらしは京料理に欠かせない存在です。しかし、最近の猛暑と水不足の影響で、万願寺とうがらしの生育に問題が生じています。例えば、ハウス内の温度が45度を超えることもあり、これが実の成長に大きな影響を与えています。本来20センチほど成長するはずの実が、十分に育たないという悲しい現実が続いています。農家たちは大変な思いをしながらこの問題を乗り越えようと奮闘しています。私たちは、その努力を理解し、協力し合うことが重要です。
- 農業とは、植物を栽培したり、動物を飼ったりして食べ物を作る産業のことです。私たちの生活に欠かせない重要な役割を担っています。
- 京野菜とは、京の気候や風土で育てられた特有の野菜のことを指します。旬の時期には鮮やかな色と上質な味わいが楽しめます。
- 豊富用水池とは、福知山市にある大きなため池のことです。周辺の農業に必要な水を供給しており、農家の生活を支える重要な存在です。
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