
皆さん、世界のどこかで起きている大きな災害は、私たちにとっても注目すべき出来事です
京都でも、そんな状況を忘れずに支援の手を差し伸べようという動きがあります
今回は、ミャンマー中部で発生した大地震について、そしてその後の支援活動についてお伝えします
ミャンマー中部で大地震が発生してから、4月の28日で1か月が経ちました
この地震によって、現在のところ実権を握る軍による公式な発表では、なんと3700人以上の方が亡くなり、住宅6万棟が倒壊するなどの深刻な被害が出ています
一月経った今でも、多くの人々が厳しい生活を強いられています
そんな中、京都市では、前日の27日にミャンマー出身の留学生たちや民間の支援団体メンバーが、募金活動を行いました
場所は繁華街の四条河原町
留学生たちは「1か月が経ち、多くの被災者が支援を必要としています
ご協力お願いします」と呼びかけ、多くの観光客や市民が募金箱にお金を入れてくれました
実際に募金に協力した、京都市在住の70代の女性は「ミャンマーの人たちは本当に困っている
復興に向けても厳しいと思うので、少しでも助けになれば」と語っていました
この募金活動に参加していたミャンマー出身の留学生、メイナディジョさんは「まだまだ支援が必要です
しかし報道も少なくなってきたので、私たちのことを忘れないでほしい」と熱く訴えました
寄せられた募金は、現地で活動するボランティア団体に届けられ、食料の購入や建物の復旧などに役立てられるそうです
専門家の声も大切です
京都精華大学のナンミャケーカイン特別任用准教授は「復興は遅れている上に、国民は軍の弾圧と震災の被害で二重の苦しみに直面しています」と教えてくれました
さらに、現地では実権を握る軍が支援活動を行う場所を選び、特定の地域には支援が届きにくくなっているといいます
民主派が強い地域では、支援が途切れがちです
なぜなら、軍が自分たちの体制を維持するために、必要な物資が優先的に分配されているからです
「軍による支援が届きにくい地域でも役立てられるよう、現地で活動している日本のNGOなどにぜひ寄付してほしい」とも呼びかけています
私たち京都の人々も、少しでも役立てる方法を考えていきたいですね
ミャンマーの位置は、東南アジアにあたります。この国は美しい自然と、多様な文化が魅力ですが、歴史的には軍事政権の影響も受けています。特に近年では人権問題が注目され、国際的な支援が必要とされています。京都からでも国境を越えて力になれるこの時期に、私たち一人ひとりの小さな行動が大きな意味を持つのです。募金を通じて、ミャンマーの未来に少しでも明るい光を届けることができればと願います。
- 募金とは、特定の目的のためにお金を寄付することを指します。災害支援や福祉活動、教育支援など、様々な用途に使われます。
- 地震とは、大地の内部で急激な変化が起こり、地面が揺れる現象です。通常、地下のプレートが動くことで発生します。
- 復興とは、災害によって失われたものを取り戻すための活動です。建物を再建したり、生活基盤を整えることを含みます。
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