京都市内の高校で空き家問題をカードゲームで学ぶ

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京都市内の高校で空き家問題をカードゲームで学ぶ

最近、京都市内の高校で特別な授業が開催されました

それは、空き家の問題について学ぶためのカードゲームを使った授業です



京都市では、人口が減ってきたり高齢化が進んだりしている影響で、空き家の数が10万戸を超えています

空き家は、古くなって倒れたり、犯罪のリスクが高くなることもあるため、とても重要な問題です

そこで、京都市は若い世代にもこの問題に関心を持ってもらおうと、堀川高校で特別授業を行いました



このカードゲームは、京都市が去年、ゲーム制作会社と共同で作ったもので、参加者は「家庭菜園もできる広い庭付き住宅」や「緑豊かな古民家」などの12種類の空き家を選びます

選んだ後は、▼外壁や水回りの老朽化、▼相続のための親族との話し合いなど、カードに書かれたさまざまな課題を解決し、空き家の価値を高めながら、最終的には売却を目指します



この特別授業には、約20人の1年生が参加し、例えば「空き家相談員に相談する」といったアイテムを使いこなしながら、実際の売却までの手続きを学んでいました

ある女子生徒は「親せきの家にも空き家があって、早く売った方がいいのにと思っていましたが、ゲームを通していろいろな手順を経て初めて売却まで進むことを理解しました」と感想を述べています



京都市都市計画局の田村郁夫課長は「空き家の売買や相続については、機会が来るまで考えないことが多いため、このカードゲームを通じて、若い世代が楽しんで学んでくれることを願っています」と述べました

ピックアップ解説

空き家は、放置されている住宅を指します。日本では、人口が減少する中で、空き家の問題が深刻化しています。空き家が増えると、周囲の地域に悪影響を及ぼすこともあります。例えば、空き家が破損して倒れたり、防犯上のリスクから犯罪が増えたりすることがあります。近年は、こうした空き家をどうにかするための取り組みが進められており、例えば「空き家相談員」という専門の人が相談にのってくれたり、空き家を活用する方法を提案してくれたりしています。空き家を適切に管理することは、地域の安全や美観を守るためにとても大切です。

キーワード解説

  • 空き家とは、長い間誰も住んでいない住宅のことです。空き家が多くなると、地域の治安や環境が悪くなることがあります。
  • 相続とは、亡くなった人の財産を生き残った家族が受け継ぐことを指します。相続には、法律や手続きが関わってきます。
  • 地域活性化とは、地域を元気にするためのさまざまな取り組みのことです。例えば、観光や地元産品の販促などが含まれます。

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