京丹波町で行われた獅子と狛犬の講演会の様子

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京都の京丹波町で、神社に関する特別な講演会が開催されました

この講演会では、獅子と狛犬(こまいぬ)について詳しく知ることができました

参加者たちは熱心に聴き入っており、特に獅子の起源や、町内にある神社の特徴についての話が興味深かったようです


 講師の山内順子さんは、獅子は王権の象徴とされるライオンが起源だと教えてくれました

しかし、狛犬についてははっきりとした定説がなく、サイがモデルではないかと説明しています

サイは強さや正しい判断力の象徴だと言われています


 獅子と狛犬は、大陸から日本へ伝わり、江戸時代以降には多くの神社で見られるようになりました

講演の中では、葛城神社の狛犬についても触れられました

こちらは、現在の丹波篠山市に住む職人が作ったもので、珍しい陶器でできています

周辺地域とのつながりを感じさせる作品だとのことです

そして、九手神社の狛犬は島根県の「来待石」でできており、豪華な模様が施されていることも紹介されました


 この講演会は、町教育委員会が開催した町民大学の講座の一部で、約40人が参加しました

これからも、京都の伝統を理解し、地域を盛り上げていくための活動が広がってほしいですね

ピックアップ解説

狛犬は神社の守り神として知られていますが、その起源は深い歴史を持ちます。もともとは中国から伝わったもので、日本においては神社や寺院の門に置かれ、悪霊や邪気から神聖な場を守る役割を担っています。狛犬は一般的に2体1組で配置され、吠えているような形で飾られています。左側が 阿形(あぎょう)、右側が 吽形(うんぎょう) と呼ばれ、その口の形も特徴的です。阿形は「A」の音で始まる言葉、吽形は「ウ」の音で始まる言葉を象徴していて、宇宙の始まりから終わりまでを表しています。そのため、狛犬は単に飾り物ではなく、深い意味を持つ存在なのです。

キーワード解説

  • 狛犬とは、日本の神社や寺院の門に置かれる石や陶器で作られる像のことです。悪霊から場所を守るために置かれます。
  • 獅子とは、王権の象徴とされるライオンのことです。日本での獅子は、神社の守り神として特に大切にされています。
  • 来待石とは、島根県産の自然石です。この石は砂岩であり、彫刻がしやすい特徴があります。

4月26日(土)

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