
京都市内を走る「二葉タクシー」って知っていますか?実はこのタクシー、大手の彌榮自動車が運行している特別な車両で、約1200台の中からわずか2台しか存在しないんです
三つ葉のクローバーが象徴のタクシーですが、見つけるのはまるで四つ葉のクローバーを探すような難しさがあります
この「二葉タクシー」は、実は上賀茂神社と連携して誕生しました
上賀茂神社は北区にある歴史ある神社で、車体には神社のフタバアオイ(葉っぱの一種)が描かれています
このデザインには「素敵な出会い」をもたらすという意味が込められています
「あふひ(会う日)」という言葉も表記されており、乗客に素晴らしい「出会い」を願っています
ナンバープレートも特別で、2台とも「2828(ふたば)」という可愛い番号です
乗車すると記念証のレシートがもらえ、1年以内に上賀茂神社に持っていけば特別なステッカーと交換できるんです
このステッカーを持った参拝者からは「いいことがあった」と報告されることもあるそうです
二葉タクシーのアイデアは、彌榮自動車と上賀茂神社が名刺交換をした際に生まれました
その名刺にあるロゴが目に留まったことがきっかけだったんです
初めは限定的に運行されましたが、乗客からの評判が良く、今ではもうすっかり定番になっています
運転手は、特別なスキルを持つエキスパートたちで構成されています
歴史や文化に詳しく、観光客を案内する力が求められるのです
彼らは「流し」で走っているため、予約は受け付けていません
偶然にこのタクシーに乗ることができるのは、まさに「幸運」です
最近、運転手の玉城真一さんが登場し、観光客に楽しい思い出を提供しています
彼は自前のタブレット端末を使い、上賀茂神社の写真を見せながら観光案内をしています
「乗客の方にとって居心地のよい空間を提供すること」を心がけている彼の姿勢には、ほんのり温かいものがあります
二葉タクシーは、京都の観光名所である上賀茂神社と深いつながりがあります。上賀茂神社は、古くから人々に親しまれてきた歴史ある神社で、特にこの神社を訪れる人々にとって、二葉タクシーに乗ることは特別な体験となります。車両には、二葉クローバーのデザインが施されており、これは「素敵な出会い」の象徴と言われています。乗客が乗車することで、神社の「良き出会い」の願いを持って帰ることができるのが、このタクシーの真価です。
- フタバアオイは、上賀茂神社の神紋で、この植物には特別な意味があります。葉っぱの形が二つに分かれていることから、良い出会いや幸せを呼ぶ象徴とされています。
- 彌榮自動車は、京都市が誇るタクシー会社で、地域密着型の運営が特徴です。多くのタクシーを運行し、観光客や地元の人々に愛されている存在です。
- あふひとは、「会う日」という意味で、運転する二葉タクシーには、乗客に素敵な出会いを届ける願いが込められています。
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