
最近、京都市下京区の焼き肉店で悲しい事故が発生しました
7月25日に、屋上のビアガーデンで従業員が消毒用アルコールを使った際に火が上がり、2人が重いやけどを負っています
消毒用アルコールは引火しやすいため、特に注意が必要です
実際に京都新聞社の依頼で消防が行った燃焼実験では、炎が一気に大きくなる危険性が示されました
この事故は、21歳の女性従業員が「ファイアーピット」と呼ばれる火鉢に消毒用アルコールをつぎ足したことで起こりました
ファイアーピットはアルコールを燃料としているため、まだ火が燃えている時に追加のアルコールを加えたことで、炎が急に上がってしまったのです
この状況で近くにいた27歳の女性客にも炎が燃え移り、2人は救急搬送されました
消毒用アルコールは新型コロナウイルス流行の影響で普及し、手指やテーブルの消毒に広く使われるようになりましたが、引火性が高い性質を持っています
安全を確認した上で消毒用アルコールの燃焼実験を行ったところ、火の付いた木炭に向けて吹きかけたとたん、オレンジ色の炎が豪快に立ち上がり、間近にいた人々は驚くこと間違いなし
実際、全国で発生した事故として2023年5月に福岡県のバーベキューで消毒用アルコールが炎上し、悲しいことに18歳の男子学生が亡くなるという事件も起きていました
市消防局の中川正宗係長は、「消毒用アルコールを使うと炎が大きくなりやすく、予想外の燃え方をする
バーベキューなどでは安全のためにも絶対に使わないでほしい」と警告しています
注目すべきは、エタノールは消防法上の「危険物」として扱われていることです
これは、引火点が意外にも低いことが影響しています
皆さんも、アルコールを使う際には十分に気をつけましょう
消毒用アルコールは、エタノールを含んだ液体で、多くの場合は水と混ぜて使用されます。そのため、消毒用だけでなく、料理や風呂などにも利用されています。このアルコールは引火しやすく、特に40度以下の温度で非常に危険です。換気を心がけ、火気から遠ざけることが重要です。日常生活でも使用する機会が多いので、正しい知識を持って使いましょう。
- 消毒用アルコールとは、エタノールを含む液体で、手や物の消毒に広く使われています。コロナ禍でその重要性が高まりましたが、引火性があるため注意が必要です。
- エタノールとは、アルコールの一種で、消毒や飲料、化学品の成分として利用されています。高濃度のエタノールは非常に引火しやすく、取り扱いには注意が求められます。
- ファイアーピットとは、火を使うための特殊な容器の一種で、バーベキューやキャンプなどで使用されます。アルコールや木炭を使って火を起こし、食材を焼くことができますが、安全に使うことが大切です。
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