京都にある立命館大学が、ウクライナの復興に向けた重要な一歩を踏み出しました
ウクライナ教育科学省の次官、ドミトロ・ザウホロドニー氏が、最新のオンライン教育設備を視察するために大阪・茨木市の立命館大学を訪れ、教育の未来に向けた交流が行われました
ザウホロドニー次官ともう一人の代表者が日本を訪れた背景には、大阪・関西万博があり、そこを機に教育の在り方を見直す必要があると感じているからです
特に、ウクライナでは多くの学校が戦争の影響で壊され、学生たちはオンライン授業に頼らざるを得ない状況になっています
立命館大学では、最新のオンライン授業が行える設備が整っており、教室には学生用のモニターやタッチパネルが設置されています
特に注目すべきは、講義を担当する教授の動きを自動的に追跡するカメラです
このカメラのおかげで、教授は教室内を自由に動き回りながら授業を進めることができます
また、オンライン参加者とともに少人数のグループで議論ができるシステムも体験されました
訪問の後には、立命館大学の仲谷善雄学長との懇談もあり、仲谷学長は「戦後の復興には、未来を担う人材育成が重要であり、日本がそのお手伝いをしたい」と述べました
ザウホロドニー次官は、ウクライナの状況を語り、「良い教育を提供し、復興に向けた取り組みを進めるために、日本の教育技術を学びたい」と意気込みを語りました
京都の立命館大学が、国際的な教育交流の架け橋になる日も近いかもしれません
ウクライナが戦争の影響で多くの学校が破壊され、オンライン教育の必要性が増しています。日本の高度な技術がウクライナの復興にどのように役立つか、その背景には教育の重要性があります。京都の立命館大学の設備は、こうした国際協力の重要な素材となりえます。
- ウクライナとは、東ヨーロッパに位置する独立した国家であり、近年、政治的な対立や戦争に直面しています。
- オンライン教育とは、インターネットを利用して教室に通わずに学ぶ方式のことです。大きなメリットは、地理を問わず学べることです。
- 教育科学省とは、主に教育や科学に関する政策を担う政府の機関であり、国の教育水準向上を目指しています。
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