京都府内の落とし物事情と観光客の影響

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 京都府内で昨年、警察署に届けられた落とし物の数が過去最多の約63万3千件に上ったそうです

これは訪日観光客の増加や、【テクノロジー用語】電子機器の小型化が影響していると考えられています

特に夏休みや祝日などの外出が増える時期には、落とし物が増えやすい傾向にあるため、皆さんに注意を呼び掛けています

 府警の調査によると、遺失物が現在の管理方法になった2007年には約27万3千件でした

コロナ禍によって一時的に減少したものの、昨年はまた増え、その数は約63万2714件にも達しています

この数字は、過去最多だった2019年の約60万5千件をも超えています

 落とし物の中で特に多かったのは運転免許証やキャッシュカードなどの証明書類で、これが約17万4千件にもなり、全体の約3割を占めていました

有価証券類としてはIC乗車券などが約8万8千件で、こちらも多く見られました

府警では、イヤホンやモバイルバッテリーなどの電子機器が小型化していることや、外国からの観光客が増えていることが件数増加の原因だとしています

 興味深いことに、拾ったものを返却しやすいのは携帯電話やカード類ですが、鍵や傘類は返却できることが少ないそうです

府警の職員は「名前を記入すること、または鍵に特徴があるシールを付けることで、返却がしやすくなります」とアドバイスしています

電子機器に関しては、メーカー名や型番を伝えることが重要です

 また、京都駅や大型商業施設が利用される下京署では、昨年だけで約28万2千件の落とし物が届けられています

同署の「京都駅前落とし物窓口」では、多くのスマートフォンやワイヤレスイヤホン、さらには傘が保管されています

駅などの交通施設での落とし物も扱っており、毎月約6000件の落とし物がJR西日本と東海から届いています

最近では、訪日観光客が忘れたスーツケースやパスポートも多く見られます

 府警の業務も忙しくなっており、落とし物ごとの登録や持ち主への連絡などが日常的に行われています

下京署の尾上浩史課長は「持ち物は常に自分の身近に持っていてほしい」と強く訴えています

なお、警察署での落とし物の保管期間は3か月で、ウェブでも検索が可能です

ピックアップ解説

「落とし物」とは、公共の場で誰かが自分の持ち物を忘れたり、置き忘れたりすることを指します。京都では、特に観光客が多く訪れるため、落とし物の件数が気になるところです。京都駅や繁華街などでの落とし物が多く、特にスマートフォンや財布、傘などがよく見つかります。落とし物は警察署に届けられ、持ち主が返還を希望する場合は、保管期間の間に確認をすることができます。みんなの注意が必要ですね!

キーワード解説

  • 「落とし物」とは、公共の場所や日常生活の中で、自分の持ち物を忘れてしまったり、置き忘れたりすることを指します。
  • 「警察署」とは、地域の治安を守るために設置されている警察の事務所で、事件や事故に関する対応や、遺失物の管理なども行っています。
  • 「オンライン検索」とは、インターネットを使ってデータを調べることを指し、京都府警のウェブサイトを通じて落とし物の状況を確認することができます。

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