
京都の右京区にある仁和寺で、御室流の華道家たちによる四季折々の美しいいけばな展が始まりました
このいけばな展は、全国から集まった華道家たちの作品が一堂に展示される貴重な機会です
御室流は、仁和寺を創建した宇多天皇を流祖としており、ここにはその本拠地となる「総司庁」があります
今年で109回目を迎えるこのいけばな展には、全国の御室流を学ぶ華道家たちによる123点の作品が出品されました
特に、黒書院には第51世門跡の家元、瀬川大秀氏が手掛けたマンサクの作品が展示されており、流派の伝統や技術が光ります
これらの作品は、伝統的な技法が使われているだけではなく、古典と自由が融合した新しい感覚も感じさせます
また、屋内や屋外での創作いけばなは、自然の美しさを最大限に引き立てるため、訪れる人々に感動を与えます
いけばな展は、19日まで仁和寺境内全体で開催されていますので、ぜひ訪れてみてください
ピックアップ解説
御室流とは、華道の一つで、京都の御室に本拠を置き、宇多天皇が流祖とされています。この流派は、古典的な技法に加え、自然を生かした作品作りを大切にしています。特に、いけばな展では季節感を大切にし、華道の奥深さを感じることができます。こちらは、京の伝統文化の一端を担う重要な存在であり、訪れる人々に新しい発見を与える魅力があります。
キーワード解説
- 御室流とは、宇多天皇が流祖とされる華道の流派で、京都の御室に本部があります。
- 仁和寺とは、右京区にある世界遺産で、御室流華道の本拠地として有名な寺院です。
- いけばなとは、日本の伝統的な生け花の芸術で、花を活けることで自然の美を表現する技術です。
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