右京区の松ぼっくりを使った珍しいビールが登場

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右京区の松ぼっくりを使った珍しいビールが登場

京都市の自然コンサルタント会社、アドプランツコーポレーションは、小倉山(右京区)で採取したアカマツの松ぼっくりを使った珍しいビールを開発しました

このビールは、景観価値が低下している小倉山の現状を知ってもらうための取り組みです

このビールは、今夏から販売を開始予定で、小倉山周辺の地域住民と共に、15年以上にわたって植樹や管理活動を行ってきた経験を活かしています

ビール作りにあたって、社員たちが青松ぼっくりを採取し、それをチップ状に砕いて麦芽やホップと一緒に醸造しました

瓶を開けると松ぼっくりの香りが広がり、爽やかな飲み口を楽しむことができます

市販のビールと違い、地域の特産を生かしたこのビール、価格は1本330ミリリットル入りで990円

地域のイベントや一部のホテルのコース料理で飲むことができます

さらに来年初めには、鹿背山(木津川市)でアカマツの枯死が問題になっているため、その松ぼっくりを使ったビールの発売も計画されています

アドプランツコーポレーションの増永滋生社長は、「ビールをきっかけに、里山の大切さを多くの人に知ってもらいたい」と語っており、京都の自然を守る活動にも貢献したいという思いが感じられます

ピックアップ解説

アカマツは、日本の代表的な松の一種で、細長い針のような葉と雄大な樹形が特徴です。特に、アカマツの松ぼっくりは、香りが強く、ビール作りに使うことで、独特の風味を生み出すことができます。これは、もともとは日本の山々に自生している樹木で、健康や美味しさが注目されています。京都では、アカマツを使った製品が地域活性化にも寄与しています。

キーワード解説

  • 松ぼっくりとは、松の木からなる種子を包む果実のことで、開くと中から種子が出てきます。普段はあまり気にしないかもしれませんが、松ぼっくりは自然界において重要な役割を果たしています。
  • 景観価値とは、ある地域や場所の美しい風景や環境の質を指します。京都のように歴史的な景観が重要な都市では、この価値を保つことが特に大切です。
  • 里山とは、山の麓に広がる農村地域のことを指し、うまく管理されることで地域の生態系や文化が豊かになります。京都の里山も、自然を活かすための大切な場所です。

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