南丹市の中学生が伝統の匂い袋作りを体験

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南丹市の中学生が伝統の匂い袋作りを体験

 日本の伝統文化の素晴らしさを感じられる特別な授業が、京都府南丹市の園部高付属中学校で行われました

皆さんは「匂い袋」を作ったことがありますか?匂い袋とは、香りを楽しむためにいろんな香草を詰めた袋のことです

今回の授業では、ラベンダーや桂皮などの香りを使って、自分だけのオリジナルの匂い袋を作ることに挑戦しました

このイベントは、府が推進する「学校・アート・出会いプロジェクト」の一環として、京都の老舗香メーカー・松栄堂の協力で実施されました

 この授業では、2年生の34人が参加し、興味深い香りの歴史について学びました

講師を務めた松栄堂の畑正高社長は、香りが仏教と共に日本に伝わり、平安時代の貴族に好まれていたことを説明しました

生徒たちは香りの背景や使い方を理解しながら、各自の匂い袋づくりに取り組みました

 生徒たちは、ラベンダーや丁子など、7種類の香りのタブレットを自由に組み合わせて、自分の好みに合わせた袋を作り上げていきました

「削ると匂いが強くなる」といったアドバイスを受けながら、微調整を重ねて完成させました

中には、「すっきりした甘い香りに仕上がった!クローゼットに置きたい」と、出来に満足する生徒もいました

香りがもたらす心地よさや、伝統文化への親しみを深める素敵な時間でした

ピックアップ解説

匂い袋は、平安時代から続く日本の伝統文化の一つです。貴族たちは香りを楽しむために、様々な香草を使って匂い袋を作り、衣服や住まいを良い香りで満たしました。香りの力が心を癒やすこともこの時代から知られており、現代でも多くの人々がその魅力を楽しんでいます。特に、ラベンダーと桂皮はリラックス効果が高く、人気の香りです。

キーワード解説

  • 香袋とは、香りを楽しむために香草を詰めた袋のことです。主に衣服や部屋に置いて香りを楽しむために使われます。
  • 香文化とは、香りを重要視した日本の伝統文化の一部で、香りを楽しむための技術や習慣が含まれます。
  • 香老舗とは、長い歴史を持ち、伝統的な製法で香りを作り続けている企業や店のことです。京都には多くの著名な香老舗があります。

4月26日(土)

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