
京都市下京区にある真宗大谷派の本山、東本願寺が運営する大谷専修学院では、教職員の配置転換を巡る問題が起こっています
この学院は、一年間で宗派の住職になる資格を取得できる全寮制の学校で、多くの学生が教職員と一緒に生活しながら学んでいます
最近、教職員の男性二人が他部門への異動を命じられる事態が発生しました
この異動に対し、教職員二人は配置転換が無効であることを求めて京都地裁に仮処分を申し立てました
問題の教職員二人は、学院の指導主事と指導職だった男性で、昨年8月に異動の内示を受けたとのことです
彼らは、人事異動についての規定が学院にはないため、この異動には同意していないと主張しています
現在、二人は自宅待機中で、学院長との関係が難しい状況にあるようです
教職員の代理人弁護士は、「学院長が二人と一緒に勤務するのは困難」と述べていますが、指導主事の男性は記者会見にて「学院長を排除する意図は全くない」と強調し、早く職場に戻りたいと願いを語りました
真宗大谷派の方針として、一部教職員との間に意見の乖離があることが問題視されています
このような事情を受けて、同派は2025年度の大谷専修学院の学生募集を停止することを決定しました
学院にとって、教職員の問題は学生たちに影響する大事なことです
下京区にあるこの重要な教育機関が、スムーズに運営されることを願っています
「大谷専修学院」とは、真宗大谷派が運営している全寮制の学校で、1年間で宗派の住職に必要な資格を取得できます。毎年約30人の学生が教職員と共に生活しながら学び、宗教について深く学んでいくことができます。この学院の存在は、京都の宗教文化を支える重要な役割を果たしています。また、京都では大谷専修学院のような宗教的な教育機関がいくつも存在し、それぞれが多様な価値を持つ人材を育てる場となっています。
- 教職員とは、学校において教育を行う教師や、学校の管理運営を行う職員のことを指します。
前の記事: « 宇治田原町の新町長、勝谷聡一氏が初登庁し意気込みを語る
次の記事: 京都で発生した不正クレカ情報の共有事件 »
新着記事