
秋の訪れを感じる中、中京区役所で行われたハチミツ採取のイベントは、地元市民にとって特別な体験でした
このイベントでは、参加者が新鮮なハチミツを味わえる貴重な機会が提供され、地域とのつながりを深める場にもなっています
中京区役所でのハチミツ採取イベント
29日、中京区役所の屋上庭園では、約100種類以上の植物が育つ環境のなか、地元の市民が集まりました
特に注目したいのは、「京・みつばちの会」と京都先端科学大学が協力して行っているニホンミツバチの飼育プロジェクトです
2011年から続くこのプロジェクトは、地域の生態系を保護しながら、ハチミツの魅力を再発見する試みでもあります
見学会の様子と参加者の感想
この日の見学会には、事前に申し込んだ約50人が参加し、ハチミツの採取過程を間近で体験しました
重箱を重ねた形の巣箱を、みつばちの会のメンバーが解体し、蜜のつまった上段を取り外す姿が見られました
参加者は、坂本文夫名誉教授によるミツバチに関する講演を受けた後、実際に採取されたハチミツの試食を楽しむことができました
世界遺産からの贈り物
特に参加者の心を惹いたのは、屋上庭園や近隣の世界遺産である二条城周辺から集めた「世界遺産のハチミツ」です
このハチミツは、豊かな風味と香りが特徴で、参加者たちもその美味しさに驚いていました
中京区での中小規模の農業や自然保護活動の重要性を再認識する良い機会となったことでしょう
地域への影響
このようなイベントを通じて、地域の人々が自然と触れ合う機会を増やし、京都の環境や文化的資源の大切さを伝えることができるのはとても素晴らしいことです
今後もこうした取り組みが続き、多くの人々が参加できるようになるといいですね
「ニホンミツバチ」とは、日本原産のミツバチで、一般的に見られる西洋ミツバチとは性質が異なります。ニホンミツバチは小型で、温暖な気候を好み、巣作りに使う材料も自然のものを選ぶ傾向があります。そのため、ミツバチが集めるハチミツも、花の香りや風味が多様で、とても独特です。また、ニホンミツバチは和文化とも深い関わりを持っており、昔から農業や茶道などに欠かせない存在でした。近年、彼らを守る取り組みが増えてきており、その活動を通して地域の生態系を大切にしようとする動きが注目されています。
- ニホンミツバチとは、日本に生息する小さなミツバチの仲間で、独自の巣作りの方法を持つことで知られています。
- 京・みつばちの会とは、京都でのミツバチの保護と飼育を推進する市民団体で、地域の環境を守る活動に力を入れています。
- 世界遺産のハチミツとは、世界遺産に指定された場所からの花の蜜を集めたハチミツで、その特別な風味が特徴です。
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