
京都は古くからお茶の文化が根付いている町です
最近、京都市ではこのお茶文化の魅力を広めるための企画展が開催されています
この展示会は、京都のお茶文化の広がりや歴史を紹介するもので、お茶に関する貴重な資料が展示されているのです
展示会には、約60点の展示品があり、特に注目なのは明治時代に使用された「茶つぼ」です
これは高さ約1メートルもある大きなもので、当時は船で茶葉が運ばれていたため、海の安全を願う文字も描かれています
こんな歴史的な道具が実際に使われていたのですね
さらに、大正から昭和初期に茶葉の業者が使っていたはがきも展示されています
これを見ると、当時の販売先が広範囲にわたっていたことが分かります
なんと、樺太(さっぽろ)など遠くへも手が届いていたんですね
展示を担当する京都府立京都学・歴彩館の若林正博課長は、「日常生活と関連づけた展示をしているので、どうぞ気軽に訪れてほしい」と呼びかけています
この企画展は、京都府立京都学・歴彩館で11月9日まで開催されていますので、ぜひ足を運んでみてください
お茶についての新たな発見があるかもしれません!
ピックアップ解説
茶つぼは、茶葉を船で輸送するために使用された道具で、特に明治時代に重要でした。高さ約1メートルの茶つぼには、安全を願う文字が描かれ、当時の人々の思いが込められています。京都では、この茶つぼに見られるようにお茶の輸出が盛んで、全国はもちろん海外にも広がっていました。お茶の背後には、地域だけでなく、世界とのつながりがあったのです。
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