
先日、京都府亀岡市宮前町の市交流会館にて、親子でお小遣いについて考える特別な教室が開催されました
このイベントでは、ファイナンシャルプランナーが講師として登壇し、お金を管理することの重要性や「夢をかなえる力」とはいかに大切かを伝えてくれました
ゲーム形式を取り入れて、「必要なもの」と「欲しいもの」を区別することを楽しく学ぶ機会が提供されました
この教室は、長野県にあるNPO法人「金銭教育研究会」が主催しています
京都支部の松田佳樹さん(36)が講師として担当しました
参加した子どもたちは、松田さんと一緒にじゃんけんを行い、勝ち残った場合は「アイスクリーム150円」など、今すぐ買わなくても良いものが提示されます
所持金を見ながら、どのような支出をするべきか自分で考えさせられます
逆にじゃんけんに負けると「色鉛筆420円」といった必要不可欠な物にお金を使わなければならなくなります
また、あいこが出ると、お手伝いやエコ活動をした場合のカードが提示され、実際に取り組んでいれば得点が加算される仕組みです
こうした楽しみながら実践的に学べる内容は、子どもたちにとって記憶に残る経験となるでしょう
参加者は、収支を記録用紙に書き込むことで、自分の使い方を見える化し、最終的に残金や購入した点数を競い合いました
松田さんは「お小遣いの設定は、欲しい物だけでなく、鉛筆やノート、歯ブラシなど必需品の購入も考慮すべきだ」と提案
たとえば、年間で使用する鉛筆の本数を計算して2箱分600円、そしてお菓子代として年間6千円を加えて、月に使える額を決める方法を紹介しました
実際に参加した曽我部小4年の女の子(10歳)は、「ゲームで体験したように記録をつけると、お金が何でなくなったのかが分かるので、お小遣い帳をつけたい」とやる気を見せています
亀岡市でのこの教室では、小学生とその保護者5組が参加し、非常に有意義な時間を過ごしました
お金の大切さとは何かを知ることは、特に子どもにとって重要です。現代社会では、物を簡単に手に入れられる環境にあり、お金の管理を学ぶ機会が減っています。子どもが将来、経済的に自立した生活を送るためには、小さな頃からお金について考える習慣が必要です。この教室のような場を通じて、親子でお金に関する知識を深めることは、家庭でも実践できるお金の管理方法を学ぶ絶好のチャンスです。
- お金とは、商品やサービスを購入するために使われる媒体です。つまり、私たちの生活を便利にしてくれる道具の一つと言えます。
- ファイナンシャルプランナーとは、個人や企業の財務状況を分析し、資産運用や保険、相続などの相談に乗る専門家のことです。
- 金銭教育とは、子どもたちが自分のお金を管理し、賢く使うスキルを身に着けるための教育を指します。
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