京都の大谷探検隊特別展が龍谷大学で開催中

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京都の大谷探検隊特別展が龍谷大学で開催中

京都市の龍谷大学では、「大谷探検隊」に関する特別な企画展が開催されています

この展覧会は、明治から大正の時代にかけてアジアの仏教遺跡を調査しようと、西本願寺が派遣した探検隊の物語を紹介しています

夢のある探検の様子を知ることで、私たちも京都の文化を再発見できるかもしれません!

「大谷探検隊」は、京都の西本願寺の門主だった大谷光瑞の指導のもと、アジアの仏教遺跡を探索しました

彼が集めた約9000点の美術品や資料は、龍谷大学の貴重なコレクションとして保存されています

今回の展示では、探検隊の隊長を務めた吉川小一郎に注目し、代表的な収蔵品約120点が紹介されています



特に注目すべきは、吉川小一郎が家族宛に送った39通の手紙です

この手紙の中には、タクラマカン砂漠を横断したときに送られたものがあり、そこにはひっくり返った馬や泣き顔の絵が描かれていて、探検の厳しさを物語っています

心が動かされますよね!

また、中国のトルファンで収集された「伏羲女※か図(ふくぎじょかず)」という絵画も展示されています

これは、中国神話に登場する神々が描かれたもので、特に美しい絹の布に描かれているため、絵柄が今もはっきりと残っています



企画展の学芸員、和田秀寿さんは「この探検隊は国を超えて、若者たちが使命感を持って調査していたことを示しています

ぜひ多くの人にその精神を感じてほしい」と語っています

この貴重な展覧会は、京都市下京区の龍谷ミュージアムで6月22日まで開催されています



※「か」は女へんに咼

ピックアップ解説

「大谷探検隊」とは、明治から大正期にかけて、京都の西本願寺が派遣した探検隊のことです。探検隊はアジアの仏教遺跡を巡り、その成果を日本に伝える役割を担いました。特に印象的なのは、隊長の吉川小一郎が送った手紙です。その中には、砂漠を横断中の厳しい状況が描かれていて、探検の大変さを象徴しています。探検隊の精神が、現代にも息づいていることを感じることができます。

キーワード解説

  • 仏教遺跡とは、仏教に関連する文化財や遺跡のことを指します。永遠の真理を求めるため、多くの人々が訪れた名所です。
  • 西本願寺とは、京都にある浄土真宗本願寺派の本山で、重要な宗教的な拠点です。近くには美しい庭園もあるため観光客にも人気です。
  • 吉川小一郎とは、明治から大正時代にかけて「大谷探検隊」の隊長を務めた人物で、探検隊の中心的存在でした。彼のリーダーシップが探検の成功に繋がりました。

7月26日(土)

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