
京都市東山区の美術館「ZENBI鍵善良房」で、陶器とガラスを組み合わせた独創的な作品展が始まりました
この展覧会では、著名な現代陶芸家・田嶋悦子さんの作品が展示されており、主に植物をテーマにした魅力的な作品が40点並んでいます
田嶋さんは1980年代から作品作りを始め、時代を超えた彼女の作品は、私たちに自然の美しさを伝えてくれます
中でも目を引くのは、和菓子店「鍵善良房」の干菓子をイメージした新作です
この作品は茶道を思わせる美しさがあり、特に陶器の作品は昭和時代に使用された菓子の型を利用して、可愛らしいサクラやキクの花を表現しています
小さくてもその造形には、田嶋さんの技術と感性がたっぷり込められています
また、展覧会にはダイナミックな花の作品もあり、その大きさと鮮やかな黄色がとても印象的です
これらの作品は、見る者に力強さを感じさせ、自然の美を改めて考えさせてくれるでしょう
展覧会は7月27日まで開催されていますので、ぜひお立ち寄りください
ピックアップ解説
田嶋悦子さんは1980年代から活動している現代陶芸家で、彼女の作品は植物をテーマにしています。特に可愛らしいサクラやキクの花をモチーフにした陶器が人気です。彼女の作品は、ただのアートにとどまらず、見る人に自然や文化への理解を深めるきっかけを与えてくれる存在です。展覧会で展示されている作品は、和菓子店「鍵善良房」の干菓子をイメージしたもので、昔ながらの菓子の型を使用している点も注目ポイントと言えるでしょう。
キーワード解説
- 陶器とは、粘土を成形して焼成したものです。焼成することで硬くなり、日常の食器や装飾品にも使われます。
- ガラスとは、シリカ(珪素)を主成分とした無機物で、透明で光を通す性質があります。様々な形に加工でき、人気の工芸素材です。
- 現代陶芸とは、20世紀以降に生まれた陶芸のスタイルで、伝統的な技法に現代的な感性やテーマを加えた作品を指します。
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