
災害時に必要な支援物資を適切に把握するため、京都府の長岡京市でLINEを活用した訓練が行われました
この取り組みは特に重要で、昨年(2024年)の能登半島地震のように自宅や車の中で避難を余儀なくされる方々の支援をしっかりと行うために始まりました
長岡京市では、避難所以外にいる方々がどのような支援を求めているのかを把握することが課題です
そのため、4日に市の職員と市民が参加する初めての訓練を実施しました
この訓練では、最大震度7の地震が発生したと仮定し、参加者がスマートフォンを使って現在の避難場所や必要な物資(飲み物や食料など)を登録しました
訓練の後、市は災害本部を立ち上げて、避難者の場所や求められる支援を大型モニターに表示しました
これにより、支援物資を届けるための場所をすぐに決定することができました
長岡京市は、LINEを活用した支援物資のニーズ把握に関する訓練を自治体として全国で初めて実施したとされています
中小路健吾市長は、「災害時の対応のスピードと質が向上することを期待しています
市民もこの訓練に積極的に参加して、いざというときに備えてほしい」と提言しています
このような取り組みを通じて、長岡京市の防災力が高まることを願います
LINEとは、スマートフォンで使える無料のメッセージアプリです。友達と簡単にやりとりができる便利なツールで、多くの人々が日常で使っています。災害時にはこのアプリが特に役立ちます。例えば、避難中の友達に「今どこにいる?」と聞いたり、必要な物資を「水がない」と伝えたりすることができるからです。長岡京市の取り組みのように、地域での防災にも利用されていて、災害に備える現代の重要なツールとなっています。
- 防災訓練とは、災害が起きたときにどう行動するかを事前に学ぶ活動のことです。参加者が実際の状況を想定して行動することで、迅速かつ冷静な対応ができるようになります。
- 支援物資とは、災害時に避難者に届けられる食糧や水、衣類などのことです。これらの物資は、被災者が困難な状況を乗り越えるために必要不可欠です。
- 大規模災害とは、広範囲にわたって甚大な被害をもたらす自然災害のことです。例えば、地震や津波、台風などがこれに該当します。
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