
福知山にはたくさんの楽しいスポットがあるけれど、今回はちょっと残念なニュースをお届けします
3年前の令和4年、福知山市にあるガールズバーで悲しい出来事が起こりました
30代の女性従業員が接客中に多量の酒を飲み、急性アルコール中毒で亡くなってしまったのです
当時、従業員は泥酔状態で床に倒れ込んでいたにも関わらず、救急車が呼ばれたのはおよそ1時間後でした
このため、警察は店にいた店長や従業員、客たちに、保護責任者遺棄致死などの疑いで書類送検したそうです
そのガールズバーでは『ドリンクバック』という仕組みがあり、客が従業員に酒を飲ませることで給料が増えるシステムがあったため、従業員が飲みすぎてしまった可能性があります
店側は「酔い潰れて寝ているだけだと思った」と説明していますが、本来、緊急時にはすぐに救急車を呼ぶべきです
福知山は観光地として知られ、多くの人が訪れていますが、こうした事件から学ぶことは多いです
私たちが楽しむ場所であるためには、従業員の安全も大切にしなければなりません
今後、こうした事件が起こらないよう、地域全体での意識向上が必要です
ピックアップ解説
『ドリンクバック』とは、飲み物を提供することで従業員が報酬を得る仕組みです。客から注文を受けると、従業員はお酒を飲むことになりますが、これが原因で飲み過ぎてしまう事件が多発しています。この仕組みは、飲み過ぎを促進し、従業員の健康を脅かす危険性があるため、見直しが求められています。福知山のような観光地では、楽しく安全に飲む文化を育て、皆が笑顔で帰れるような環境作りが欠かせません。
キーワード解説
- ガールズバーとは、女性従業員が客と一緒にお酒を楽しむバーのことを指します。お酒を飲むだけでなく、会話や接客を楽しむことで、特別な体験を提供します。
- 急性アルコール中毒とは、短時間に大量のアルコールを摂取した結果、意識を失ったり、生命に危険が及ぶ状態を指します。これに陥ると、重篤な健康障害が生じることがあります。
- 保護責任者遺棄致死とは、保護すべき立場にある人が、その人を放置した結果、死亡した場合に適用される法律です。特に、酒を飲んで倒れた人を放置することは、これに該当することがあります。
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