京都の登山者必見!遭難防止に向けた新たな取り組み

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京都の登山者必見!遭難防止に向けた新たな取り組み

 最近は夏山登山の季節がやってきて、京都や滋賀の自然を楽しむ人が増えています

みんな清涼な山の空気を求め、無理のない範囲で登山を楽しむことが大切です

しかし、近年では「弾丸登山」と呼ばれる無理な登山スタイルや、軽装で山に入る観光客による遭難が多発しています

これを受けて、地元の自治体も対策を進めているのです

 例えば、今月山開きした富士山では、山梨県と静岡県が入山規制を強化しています

昨年から山梨では、入山料として2000円を徴収する条例が導入され、5合目のゲートで登山者の人数を制限しています

この結果、弾丸登山者は前年よりも9割以上も減少したというデータが出ています

今年に入って、入山料を4000円に引き上げ、静岡県でも同様に通行料を義務化しました

これは、登山道の整備や遭難防止策に役立てるためで、持続可能な環境を守るために大変重要な取り組みです

 しかし、閉山中に登る無謀な行為は無くならず、4月には中国の大学生が大会に2回も遭難し救助される事態が発生しました

これらの問題を受けて、両県ではヘリコプターによる遭難者救助の有料化を検討しています

何か特別な状況になれば、その費用を負担する必要があるかもしれません

 埼玉県では7年前に山岳救助のヘリを有料化することに決めました

この背景には、救助に向かったヘリが墜落し、乗員が亡くなった事故があったためです

本来は無償で救助活動が行われるのが理想ですが、無駄な依存を防ぎ、利用者に負担を求めることも大切とされています

 登山する人は、その金銭面での不安から救助要請をためらうことがあってはなりません

慎重な議論と、理解が必要です

山岳遭難は、新型コロナウイルスの影響で一時は減少しましたが、現在は急増しており、昨年は約3000件も発生しています

今年のゴールデンウイークには、京都で3件、滋賀で6件の遭難が確認され、全国でヘリが39件出動しました

 京都府内では大文字山が最も遭難者が多い場所とされています

これは標高に関わらず注意が必要で、適切な準備が求められます

また、オンラインでの登山届の提出も忘れてはいけません

特に訪日外国人の遭難も増えているので、多言語情報の発信も重要だと言えます

ピックアップ解説

「弾丸登山」という言葉を聞いたことがありますか?これは、夜通しで山頂を目指し、時間を無視して急いで登る行為のことを指します。本来、登山はその時間に応じた計画を立て、ゆっくり楽しむものです。しかし、急いで登ることによって、特に体力の足りない方や経験の少ない方が遭難しやすくなるのです。だからこそ、登り方や計画をしっかり考え、安全に登山を楽しむことが大切だと思います。自己の限界を知ることが、楽しい登山に繋がります。

7月26日(土)

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