京都の夏の風物詩である祇園祭
その中でも重要なイベント、山鉾巡行(やまほこじゅんこう)の進行順番を決める「くじ取り式」が行われました
この「くじ取り式」は、あらかじめ決められている山や鉾以外の23基の進行順を決めるもので、室町時代から続く伝統行事です
争いを避けるために、この方式が採用されたのは今から約500年以上前のこと
7月2日、京都市議会の議場には、紋付きはかま姿の祇園祭の代表者が集まり、松井市長の立会いのもと、くじを引きました
その結果、前祭(さきまつり)の巡行で先頭を行く「長刀鉾(なぎなたほこ)」の次を進む山一番には「占出山(うらでやま)」が引き当てました
このくじに当たった「占出山」の山本忠彦さんは、「くじ取り式はすごく緊張しましたが、巡行の日は自覚を持ってしっかりと歩きたい」とのこと
また、後祭(あとまつり)の巡行では、「橋弁慶山(はしべんけいやま)」と「南観音山(みなみかんのんやま)」の次を進む山一番には「役行者山(えんのぎょうじゃやま)」が決まったと報じられています
このくじを引いた「役行者山」の林壽一さんも、「『山一番』を引けてとても嬉しいです
胸を張って保存会の皆に報告します」と語りました
祇園祭の山鉾巡行は、前祭が7月17日、後祭が7月24日に行われる予定です
祭りを通じて、京都の魅力を再発見しましょう!
「山鉾巡行」は、祇園祭で行われる特別な行事で、各山鉾が役割を持っています。例えば、「占出山」は占いと豊作を祈る意味を持ち、当地で祭りを支える重要な存在です。また、山鉾はそれぞれが個性的な飾りで設計され、地元の人々が大切に受け継いでいる文化を示しています。このように、それぞれの山鉾には深い意味や歴史があり、訪れる人々にとっても興味深い体験となります。
- 山鉾とは、祇園祭での主役となる装飾された山車のことです。山や鉾はそれぞれの神社に関連し、地域の人たちが伝統を守って運営しています。
- 松井市長とは、現在の京都市の市長で、地域の発展に力を注いでいる知名度の高い政治家です。祇園祭などの地域行事を重視し、街の活性化に取り組んでいます。
- 祇園祭とは、毎年7月に行われる京都の伝統的な祭りです。歴史的な背景があり、多くの人々が参加する祭りとして知られています。
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