
京都府の丹波地域にある神社で設置された「茅(ち)の輪」は、厄よけの効果があるとされ、多くの人々に親しまれています
特に、6月30日に行われる「夏越(なごし)の大祓(おおはらい)」の際に、参拝者が訪れるために設置されることが多いです
亀岡市大井町の大井神社では、25年前からこの茅の輪作りが行われており、今年も氏子総代など10人ほどが参加しました
作業は、午前中に刈り取ったカヤを分別し、麦わらや竹で作った芯に巻き付けていくものです
完成した高さ3メートルの茅の輪は、参道に掲げられ、訪れた人々が早速くぐる姿が見られました
同神社の稲本高続宮司(51)は、「これは毎年の恒例行事で、茅の輪をくぐらないと夏が始まらないと感じる人も多い」と話しています
この夏越大祓式では、神事が行われるだけでなく、特別に「茅の輪守り」や和菓子の「水無月」が授与されます
茅の輪くぐりは、7月10日まで続くため、多くの人がこの行事を楽しみにしていることでしょう
さらに、南丹市園部町にある生身天満宮では、22日に氏子らが茅の輪を設置しました
こちらでも30日に大祓の神事が執り行われ、今様謌舞楽やインド舞踊、さらにはオカリナやウクレレの音楽も奉納される予定です
また、約30の店舗が出店する「地の和人の輪市」(ちのわじんのわいち)という手作り市も開催され、地域の魅力を感じられるイベントとなります
茅の輪の設置は、7月上旬まで行われるため、ぜひ訪れて楽しんでほしいと思います
茅の輪は、厄除けのための特別な輪で、6月30日に設置されることが多いです。人々はこの輪をくぐることで、悪い運を払うと言われています。特に夏越の大祓式は、悪いものを取り除く意味を持つので、古くから地域の人々に大切にされてきました。茅の輪をくぐることにより、夏の始まりを感じる方も多く、亀岡市ではその文化を大切に受け継いでいます。
- 茅の輪とは、厄除けのための特別な輪のことです。茅という植物を使って作られます。
- 夏越の大祓とは、6月30日に行われる日本の伝統行事で、厄を払うための神事です。この日は多くの神社で行われます。
- 水無月とは、特に6月に作られる和菓子のことです。お米や小豆を使った甘いお菓子で、夏にぴったりの涼しげな一品です。
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