
京都府八幡市には、まるで白いレースのドレスを着たような美しいキノコ、「キヌガサダケ」が生えている場所があります
このキノコは、八幡市の石清水八幡宮の近くにある竹やぶで、79歳の田中鈴美枝さんが撮影したものです
田中さんは「いろんなものを見つける中で一番うれしい
『あ、あった』と声が出てしまう」と目を輝かせて話します
キヌガサダケは、6月から7月ごろにかけて竹林などで見ることができるキノコです
午前中の数時間で軸を伸ばし、上部から白いレース状の菌網を下ろすと、その後は半日ほどでしぼんでしまいます
こうしたきれいなドレス姿を見つけるのは簡単ではありません
田中さんは、千カ所以上の山を踏破した登山愛好家で、毎朝の鍛錬を兼ねてこの石清水八幡宮の参道などを歩いています
彼女は特に花や野鳥に目を向けており、そのためキヌガサダケにも気づくことができるそうです
今年は特に多く見られ、5月中旬以降、参道や本殿近くの竹やぶで計40本以上も見つけています
田中さんは「近くに居た人に教えてあげたら、『70年生きてて初めて見た』と大喜びしていました
本当にかわいくて、見つけるとつい笑顔があふれます
梅雨の時期の楽しみ」と、思わず微笑んでしまう魅力を語ってくれました
キヌガサダケは、見た目が非常に美しいため人気のあるキノコです。このキノコは通常、6月から7月にかけて竹林で観察でき、その特徴的な姿は非常に愛らしいと評判です。特に、田中さんが出会った時のように周囲の人たちが驚いたり喜んだりする様子が、キヌガサダケの魅力を一層引き立てています。その姿は、まるでフェアリーのドレスのようで、梅雨の時期の自然の贈り物と言えるでしょう。
- 竹やぶとは、竹が茂る場所のことを指します。竹はしっかりとした成長があり、自然の景観を美しくしています。
- 菌網とは、キノコが成長する際に作る細い繊維のことです。これは、キノコが栄養を吸収するための大切な部分です。
- 梅雨とは、日本の季節の一つで、6月から7月にかけて雨が多くなる時期のことをいいます。この時期には植物が育つための大切な水分が供給されます。
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