
竹林の風に吹かれ、葉の音が心地よく響く5月中旬
京都府長岡京市では、小学生たちが青竹を使った食器作りに挑戦しました
これを支援するのは「長岡京市環境の都づくり会議」です
子供たちの素直な反応に、大人たちも心が温まります
この会議は、市の第1期環境基本計画が始まった2001年に設立されました
市民が環境保全や自然の大切さを学ぶ場を提供することを目的としています
現在、約50人の市民が参加して、六つのプロジェクトに取り組んでいます
様々なプロジェクトで地域を支える
「里山再生」プロジェクトでは、西山森林整備推進協議会と協力し、親子での自然観察会や野生生物との共生についての学びを提供しています
また、「竹林再生」では、竹の整備や工作を通じて、竹に親しむ機会を作り、維持管理の重要性を教えています
「こここCOライブ」ではSDGs(持続可能な開発目標)をテーマにした交流会が開催され、「エコ」プロジェクトでは省エネ相談やリサイクルイベントを企画し、花壇作りを行う「花を咲かそう」、タケノコ掘りや炭焼き体験をする「ビオトープ」など、多岐にわたる活動が展開されています
地域の未来を考える
しかし、会の活動には課題もあります
それは、会員の高齢化です
西村日出男代表(77)は、「環境の都を目指すには、長期的な取り組みが必要」と話します
「人々と自然との関わりが減り、初めて竹林に入ったという声も聞く」と現状を憂慮しています
子どもたちが自然に興味を持ち、次の世代にその関心を引き継いでいってほしいと願っています
このように、長岡京市では地域住民が協力し合い、環境保全や教育を通じて、持続可能な未来を築く努力を続けています
私たちもその活動に参加し、京都の自然を守っていく責任があると思います
「竹」とは、植物の一種で、特に成長が早いのが特徴です。日本では古くから生活に利用され、家具や建材、食器など様々なものに使われています。竹は、成長するときにCO2を吸収し、空気をきれいにする役割も果たしています。だから、竹を育て、使うことで環境保護にも貢献できるのです。長岡京市では、竹の大切さを子供たちに教えることで、未来の環境意識を育んでいるのです。
- 環境とは、私たちの生活を取り巻くすべてのものを指し、自然や社会、経済などが含まれます。特に、自然環境は私たちの生活や健康に直接影響を与えるため、保護が必要です。
- 里山とは、人間と自然が共生する場所を指し、田畑、森、川などが一体となって存在しています。これにより、生態系が維持され、地域の biodiversities(生物多様性)が保たれます。
- SDGsとは、持続可能な開発目標のことで、国連が定めた17の目標です。これらの目標は、貧困をなくすことや環境の保護、教育の向上など、人間がよりよく生きるために必要な約束です。
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