今年5月、京都府バスケットボール協会が設立100周年を迎えのは、大変喜ばしいことです
名誉会長の兒玉幸長さんは、「バスケットボールが人気スポーツのトップに立った」と顔をほころばせています
これは、京都のスポーツ文化を象徴する出来事とも言えます
最近の統計によれば、中学生の男子部活動の人気が、バスケットボールが2020年度に軟式野球を抜き、2022年度にはサッカーをも抜いてトップに立ったそうです
女子においても、同じく2022年度にバスケットボールがソフトテニスを抜いて1位になるなど、目覚ましい成長を見せています
バスケットボールの歴史は、じつは京都に深く根付いていることをご存知でしょうか?京都市中京区にある京都YMCAの敷地には、バスケットボールをシュートする手をかたどった記念碑が立っています
ここがバスケットボールの「原点」とも言えるんです
1908年、同志社普通学校を卒業した大森兵蔵さんがアメリカから帰国し、日本でバスケットボールを初めて紹介しました
その7年後、初の本格的なチームが京都YMCAで結成されました
この動きに大きく貢献したのが、佐藤金一さんです
彼は米国の大学でバスケットボールを学び、京都府の教員として赴任しました
彼の技術はとても高く、当時のバスケットボール普及に大きな影響を与えました
佐藤さんの指導を受けた選手たちは、その後の大会でも活躍しました
さらに、戦後の厳しい環境の中でもバスケットボールが続けられました
体育館は軍需工場に使われてしまい、子供たちははだしでグラウンドを走ったり、皮が傷んだボールを使って練習をしたりしました
それでも、「ボールがあるだけで幸せだ」と語る選手たちの情熱は、今でも受け継がれています
近年は、京都精華学園高がインターハイと全国高校選手権で3連覇を果たすなど、女子バスケットボールも注目されています
「勝つには楽しむことが大事」と語る佐々木さんの言葉には、バスケットボールへの愛と情熱が込められています
今後も京都から多くの才能が育っていくことを願っています
バスケットボールは、初心者でも楽しめるスポーツです。ボールが一つあればでき、チームプレーが重要です。京都でのバスケットボールの歴史は、日本のバスケットボールの発展に寄与してきました。教材としても効果的で、友達と一緒にやることで、運動不足の解消にも役立ちます。ぜひ、京都の公園でバスケットボールを楽しんでみてください!
- 京都の歴史は、約1200年以上の後に築かれた伝統文化や芸術が詰まっています。日本の首都がこの地に移ってから、多くの寺院や神社が建立され、今日の姿が作り出されました。
- バスケットボールは、5人ずつの2チームで試合を行うスポーツです。ボールを持ってドリブルしながら相手ゴールにシュートを決めます。スピード感があり、チームワークが必要なゲームです。
- スポーツ文化とは、スポーツに関する知識や経験、価値観を持つ人との交流を通じて形成される文化を指します。地域の特色や伝統が反映され、楽しみ方も多種多様です。
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