京都沖の冠島でオオミズナギドリ調査開始、渡り鳥の繁殖地を守る

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京都沖の冠島でオオミズナギドリ調査開始、渡り鳥の繁殖地を守る

最近、京都府舞鶴市沖の冠島で、国の天然記念物であるオオミズナギドリの生態調査が始まりました

オオミズナギドリは、冬の間は温かい南の海で過ごし、春になると日本の島々に戻ってきて繁殖を行う渡り鳥です



この生態調査は、毎年環境省が行っているもので、今年も9日に、舞鶴市の市民グループ『冠島調査研究会』のメンバー約40人が海上自衛隊の船に乗って、無人島である冠島へ向かいました



冠島は、舞鶴市の沖、約9キロメートルの場所に浮かぶ無人島であり、そこでオオミズナギドリが繁殖しています

実は、この島は国の天然記念物に指定されていて、普段は人が立ち入ることができないため、非常に貴重な場所です



島には、オオミズナギドリが掘った約12万個の巣穴があると言われています

9日には、NHKが撮影した映像に、巣穴に戻るオオミズナギドリの様子が映し出されました

これを見て、改めてオオミズナギドリが私たちの近くにいることを実感しました



冠島調査研究会の副会長、狩野清貴さんは『冠島に住む推定20万羽のオオミズナギドリが無事に暮らしているかを調査します

オオミズナギドリは日本近海で身近に見かける鳥であることを知ってほしいです』と話しています



この調査は今月12日まで行われる予定です

京都の自然を守るためにも、私たちもこの生態調査に注目していきましょう!

ピックアップ解説

オオミズナギドリとは、夏になると繁殖のために日本の島々にやってくる渡り鳥です。体長は約60センチほどで、羽の色は美しい灰色をしています。特に特徴的なのは、飛びながら上空の風を受けて滑空する姿です。この鳥は、冬の間は南の暖かい海域で過ごし、春になると日本へ戻ってきます。皆さんがもし海辺で見かけたときは、旅をしてきた証拠ですので、その美しい姿をぜひ目に焼き付けてほしいですね。

キーワード解説

  • 天然記念物とは、国が指定した自然環境や生物種などの重要な資源を保護するための制度です。これは、日本の文化や歴史を未来に残すためにも重要な取り組みです。
  • 繁殖地とは、動物が子どもを育てるために選ぶ場所のことです。オオミズナギドリにとって、蓮のような安全な環境が必要です。
  • 無人島とは、島に人が住んでいない島のことを指します。冠島はそんな無人島であり、大自然がそのまま残されています。

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