
京都の藤森神社で、5月5日に行われた伝統的な行事、駈馬神事(くばしんじ)では、疾走する馬の上で技を披露する乗子(じょうし)たちの姿が見られました
このイベントは、室町時代から続くもので、約1200年の歴史を誇ります
街の活気を感じる中、中学生にもわかりやすく楽しめる内容をお伝えします
駈馬神事は毎年5月5日に行われ、参道約200メートルを舞台に、参加者たちが馬に乗って様々なアクロバティックな技を披露します
特に目を引くのは「藤下がり」や「手綱潜り」といった技
藤下がりでは、体に矢が当たったように見せかけ、馬から落ちそうになる姿を見せます
手綱潜りでは、敵の矢が降り注ぐ中を駆け抜ける様子が見られ、観客はその迫力に歓声を上げていました
訪れた人たちからは、「すごく近い距離で馬が走るのを見てドキドキした」「地元の伝統文化を大切にしたいと思った」といった声が聞かれ、地元の人々にとっても大切なイベントであることが伝わってきます
このような行事を通して、京都の魅力を再認識できる機会となりました
ピックアップ解説
駈馬神事は、室町時代から続く伝統行事で、馬術の腕前を神前に奉納したことから始まりました。この行事は、単なる競技ではなく、尊敬の念を持って馬と向き合い、技術を磨く場でもあります。京都は日本の文化が色濃く残る場所で、駈馬神事を通して、地元の特色や伝統に触れることができます。近年では、観光客も多く訪れるため、全国に京都の魅力を広める良い機会ともなっています。
キーワード解説
- 藤下がりは、駈馬神事で見られる技の一つで、馬に乗ったまま体を大きく前方に傾ける動作です。この技は、強い風や敵の矢が降り注ぐ中での緊迫感を表現したもので、迫力があります。
- 手綱潜りは、駈馬神事での技の一種で、馬上で体を低くし、手綱を使って素早く馬を操ることを指します。この技は、緊張感とスピード感があり、観客を魅了します。
- 馬術とは、馬に乗って行う技術や種目のことで、競馬や乗馬などが含まれます。日本では、日本独自の馬術があり、古くから文化として尊重されています。
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